南区には、6千人を超える外国人が留学や就労のために暮らしています。地域住民と在住外国人が互いに理解を深め、共生していくために、区や地域ではさまざまな取り組みが行われています。
●互いの理解を深めるために
9月5日に「わたしの町の外国人の幸せ」と題し、南市民センターで人権講座が開催されました。講座では、市内に住む外国人の現状や困っていること、安心して生活できる環境などについて話がありました。
講師を務めた南区在住のネパール人、ダルマ・ラージュ・アディカリさん(アジア日本語学院ディレクター)は「外国人も地域の人と交流したいと思っています。マナーや慣習が分からず、戸惑っているときは、ぜひ教えてほしいです」と話していました。
●若久校区の取り組み
若久公民館で、9月18日に地域住民と校区に住むネパール人との交流会が開催され、カレー作りを通して互いの文化への理解を深めました。
ネパールの文化を紹介したピャクレル・ジャナルダンさんは「お互いの文化には、理解できないようなところもあるかもしれませんが、それぞれの文化の違いを尊重し合える関係を築いていければと思います」と話しました。
参加した田中祥子さんは「ネパールの文化について、たくさん知ることができました。最近は、校区でも多くの外国人を見かけます。普段から挨拶などの声掛けをして、外国の方も住みやすい地域にしたいと思います」と話しました。
区では、外国人の実情やニーズを聞き取り、地域で交流が生まれやすいよう、手引書を作成したり、SNSを使って必要な情報を伝えたりするなど、新たな取り組みを行っていきます。
問い合わせ:区企画振興課
【電話】092-559-5016【FAX】092-559-5014
<この記事についてアンケートにご協力ください。>