博多区には約40校の専門学校があり、多くの若者が学んでいます。それぞれの夢をかなえるため、努力を続ける2人の学生にインタビューを行いました。
●運動する楽しさで子どもたちを笑顔に
福岡こども専門学校こども総合学科 新町颯太さん(19)
▽子どもたちと一緒に挑戦の日々
保育の道に進もうと決意したのは、中学生の職場体験で保育園に行ったことがきっかけです。園児たちと一緒に走り回ったことが印象的でした。
今の子どもたちは、スマホやゲームに時間を取られ、身体を使って遊ぶ機会が少なくなっているように感じます。中学はサッカー、高校ではダンスに打ち込んだ経験を生かし、子どもたちに身体を動かす楽しさを教えられる先生になりたいです。4月からは「こどもスポーツ・ダンスコース」に進級し、身体表現についてより専門的に学んでいきます。
学外でもボランティアとして、区内の保育園で運動を教えたり、博多駅屋上でおもちゃづくりのワークショップを行ったり実践的な経験を積んでいます。昨年5月の「博多どんたく」では、区役所で子どもたちと一緒にうちわを作りました。何よりも子どもたちを第一に考え、自主性を持って遊べるような保育を心がけています。これからも、子どもの成長の過程を見守り、共に喜んでいければいいですね。
▽成人の日に向けて
小さい頃から母に「よく笑う子ね」と言われるくらい、僕は明るく朗らかな子だったのかなと思います。1月8日の「はたちのつどい」では、ずっと応援してくれる母に感謝の気持ちを伝えたいです。
●「おいしい」を届けるパン屋をつくりたい
福岡キャリナリー農業・食テクノロジー専門学校 製菓and製パンコース 古澤奈央子さん(20)
▽大好きなパンを仕事にしたい
小さい頃からパンを食べるのが大好きで、将来はパン屋の経営をしたいと思っています。カフェ経営を目指す友達と一緒に、カフェを併設したパン屋を開業するのが今の私の夢です。高校生の時に調理師免許を取得しました。専門学校では、パンの成形などの基礎を勉強しながら、チームワークの大切さや状況を理解し的確に動くことの重要性について学んでいます。
▽博多旧市街ライトアップウォーク
昨年11月の「ライトアップウォーク」では、博多の魅力発信キャラクター「せんねもん」のあんパンを作り、専門学校のブースで販売しました。夜、きれいにライトアップされた博多千年門(せんねんのもん)の隣で販売でき、うれしかったです。海外からのお客さんも来てくれて、接客のいい経験ができました。得意のイラストを生かし、せんねもんパンの看板も作りました。かわいらしくポップに仕上がったと思います。
▽はたちのつどい
今まで育ててくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。今年参加する「はたちのつどい」では、私の晴れ姿を両親に見せられることをうれしく思います。
問い合わせ:区総務課
【電話】092-419-1011【FAX】092-452-6735
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