市は、地域活動に参加するとポイントがもらえる「ふくおかポイント」の実証事業を今年度から開始しました(本紙3面に関連記事)。
博多区では、那珂校区と弥生校区がモデル校区として参加しています。二つの校区の取り組みを紹介します。
■第51回 那珂校区体育祭
10月6日の「那珂校区体育祭」では、リレーや綱引き、むかで競争などさまざまな種目が行われ、地域全体でスポーツの秋を満喫しました。
実行委員会メンバーは、この日のために3カ月前から進行シナリオや用具などの準備を進め、当日も大勢のスタッフが会場設営や撤去などを行いました。運営に携わった68人は、おのおののスマートフォンなどでポイントを受け取りました。
▽那珂校区のジュニアリーダー・柿添さんの話
体育祭では選手の誘導などを手伝って、ポイントを受け取りました。ポイントがたまるのは楽しいし、友達を誘うきっかけにもなっています。たまったポイントは、体育館やプールの利用チケットなどの特典に交換しようと思っています。
■第36回 弥生夏まつり
弥生校区では、夏祭りや敬老行事などのイベントから「ふくおかポイント」の取り組みを始めました。
毎年恒例の人気イベント「弥生夏まつり」では、当日の運営をはじめ、企画や準備、翌日の清掃などに多くの人が参加し、ポイントを受け取りました。公園の中央に設けられたステージでは、竹下太鼓などのパフォーマンスが披露され、周辺のテントでは焼きそばやかき氷の販売や輪投げなどの催しも行われ、来場者は楽しい時間を過ごしました。
▽弥生校区自治協議会の城家さんの話
どの地域活動に参加するとポイントがもらえるか聞かれることもあり、地域の中でも関心が高まっています。夏祭りのような大きなイベントでは、当日の開催に向けてたくさんの人の協力が必要なので、ポイントをきっかけに、地域活動に参加してくれる人が増えるとうれしいですね。
ふくおかポイントの詳細は、市ホームページ(「福岡市 ふくおかポイント」で検索)で確認ください。
問い合わせ:ふくおかポイント事務局
【電話】092-711-4093【FAX】092-733-5582
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