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自治体の皆さまへ

体験を通して人権を学ぶ 個性を認め尊重し合えるまちへ

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

区内の各校区では、人権を尊重し人の多様性を認め合うまちづくりに向けて、人権教育・啓発に取り組んでいます。校区人権尊重推進協議会の特色ある取り組みを紹介します。

■別府校区・体験して高める人権意識
別府校区人権尊重推進協議会は、10月6日に障がいのある人の理解を深め、お互いを思いやることの大切さを感じてもらおうとイベントを開催しました。
小学生など91人が参加し、「別府海賊団」に扮した同協議会メンバーから出される、車椅子やアイマスクなどを使ったミッションに挑みました。
校区に住む介護従事者から車椅子の介助方法や安心感を与える声掛けを学び、車椅子で段差を乗り越えたり、アイマスクを付けて歩いたりして、身近にあるバリアーを体感しました。水の入った容器をチームでこぼさないように運ぶミッションでは、容器に付けられた数本の紐をそれぞれが一本ずつ持ち、お互いの体格や歩幅の違いを認め合い、協力し合うことの大切さを学びました。
同協議会の吉良文江会長は「困っている人がいたら声をかけ、支え合う行動につながるといいですね」と話しました。

■田島校区・子どもの人権を考える
田島校区人権尊重推進協議会は、校区の諸団体と一緒に子どもの人権について学ぼうと、10月12日に諫早市の「こどもの城」を見学しました。同施設は、子どもが自分で考え行動する力を培うことを目指した独自の取り組みを行っています。
参加者は、結果ではなくチャレンジしたことを認める声掛けや、あえて遊び方や注意事項を伝えずに見守ることが、何事にも失敗を恐れず取り組むことにつながり、自立心やたくましさが育つことを学びました。
同協議会の塩原義允会長は「大人が過保護になることは、子どもたちの自分らしく育つ権利を奪うことに気付かされました。地域で子どもと関わる中で、子どもの個性を大切にする言葉掛けを実践していきたいです」と話しました。

問い合わせ:区生涯学習推進課
【電話】092-833-4044【FAX】092-822-2142

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