区と福岡大学は、毎年共働で避難所開設訓練に取り組んでいます。
震度6弱以上の地震や風水害等の大規模災害発生時は避難者が大幅に増え、公民館や小学校などの避難所だけでは対応できないことが想定されるため、同大学総合体育館を臨時避難所に指定しています。
避難所開設時に、円滑に避難者を受け入れることができるよう、12月9日に初動対応の訓練を実施。同大学の教職員や防災ボランティアサークルの学生、防災リーダーを目指して学ぶ学生を中心に約50人が参加しました。
参加者は区が作成したマニュアルに沿って、施設の安全を確認し、受付の設営、非常用トイレや養生シートを張った居住スペースの設置などに取り組みました。
受付対応では、感染症対策のため避難者の体調を確認しながら受付カードの記入案内を行い、避難者数や病気等で配慮が必要な人がいないかなど、把握すべき内容を全員で共有しました。
また、避難生活の負担を軽減するため、段ボールを活用した椅子とベッド作りを協力して行いました。
参加した同大学社会連携センター事務室の安武かおりさんは「冷静に対応できるよう、訓練を継続することが重要だと感じました。防災活動に関心の高い学生も多く、学生の力を生かせるよう取り組んでいきたいです」と話します。
区は今後も大学や地域と連携して大規模災害に備えていきます。
問い合わせ:区総務課
【電話】092-833-4055【FAX】092-822-2142
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