例年、気温が上昇する7月に、熱中症による救急搬送者が増加します。
熱中症になると、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気などの症状が現れ、重症になると意識を失うこともあります。次のポイントに気を付けて、熱中症を予防しましょう。
◆予防のポイント
(1)小まめに水分・塩分の補給を
1日1.2リットルを目安に水分を補給しましょう。コーヒーやアルコールは利尿作用があるため、水や麦茶がお薦めです。たくさん汗をかいたときは、スポーツ飲料を飲むなどして塩分も取りましょう。
(2)温度・湿度に注意を
夜間もクーラーや扇風機を利用して、室温を28度以下に保ちましょう。高齢者は暑さに対する感覚が弱くなるため、室温計を利用するなどして、特に注意しましょう。
(3)食事や睡眠をしっかり取る
1日3回の食事と十分な睡眠を心掛け、体調を整えましょう。食欲がないときは、おかずを中心に色々な種類の食材を少量ずつ食べて、栄養素を補いましょう。
◆応急手当のポイント
・涼しい場所に移動し、扇風機などで体を冷やすか、保冷材や冷たいおしぼりなどで首や脇の下、太ももの付け根を冷やす。
・冷えた水やスポーツドリンク、経口補水液などで少しずつ水分を補給する。
※意識がない場合や、ろれつが回らないなど反応がおかしい場合、自力で水分を飲めない場合などは、すぐに救急車を呼んでください。
問い合わせ:区健康課
【電話】092-831-4261【FAX】092-822-5844
<この記事についてアンケートにご協力ください。>