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自治体の皆さまへ

事前の対策で事故を防ごう 健康で穏やかな年末年始を

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

例年12月は事故が多く、救急車の出動依頼が増えます。搬送された事例の中には、ほんの少しの注意や事前の対策で未然に防げたと思われるものもあります。
事故の原因や予防のポイントを知って、日ごろから心掛けて過ごしましょう。

■入浴時はヒートショックに注意
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度変化により、血圧が大きく変動して起こる体の不調のことです。脳卒中や心筋梗塞などを引き起こしたり、浴室で発生して溺れたりすることもあります。高齢者や持病のある人は、特に注意が必要です。

▽予防のポイント
・入浴前に浴室や脱衣室を暖める
・食事や飲酒をしてすぐの入浴は控える
・家族に一声掛けて入浴する
・お湯の温度は41度以下にし、湯に漬かるのは10分以内にする
・浴槽から急に立ち上がらない

■窒息・誤飲に注意
餅などの食べ物が気道に入る誤嚥(ごえん)や窒息は、重症度が高い事故の一つで、命に関わる場合もあります。高齢者は加齢とともに飲み込みにくくなるため、注意が必要です。
また、乳幼児は、食べ物以外にも小さなおもちゃやビニールを飲み込んだり、カーテンやブラインドのひもが首に絡んだりすることもあり、窒息の原因になります。ボタン電池やたばこなどの誤飲にも注意しましょう。

▽予防のポイント
・食べ物を小さく切って食べやすい大きさにする
・ゆっくりよく噛(か)む
・おもちゃなどの小さな物やひも類は子どもの手が届かない場所に保管する

市は、さまざまなケースを想定した予防救急のポイントを、市ホームページ(「福岡市 予防救急」で検索)で紹介しています。参考にしてください。

◆食べ物などが気道に詰まったら…
○意識がある場合
『背中をたたく』
肩甲骨と肩甲骨の間を素早く手の平の根元で叩き、除去する

『腹部を突き上げる』
みぞおちとその中間部を上内側方向に圧迫し、除去する
※意識のない人や12カ月未満の乳児、妊娠後期の女性には行わない。

○反応がない場合
すぐに救急車を要請し、心肺蘇生を開始する。胸骨圧迫の途中で口の中に異物が見えたら取り除く。

◆福岡県救急医療情報センター
看護師が医療機関受診の緊急度などについてアドバイスを行います。
【電話】#7119
または【電話】092-471-0099
(24時間365日受け付け)

問い合わせ先:早良消防署予防課
【電話】092-821-0245【FAX】092-822-1561

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