室見川をはじめ複数の河川が流れ込む早良区は、大雨による河川の氾濫や河岸侵食の危険性がある地域です。また、市街地では、短時間に降った大雨が排水されずに下水道や水路から水があふれる内水氾濫の恐れもあります。
●有住校区で避難訓練を実施
昨年7月の大雨で道路が一部冠水した有住校区で、出水期を前に大雨を想定した避難訓練が初めて行われました。同校区の大半を占める室住団地で避難を促す放送が流れると、参加者は有住小学校まで避難しました。校区の住民のほか、介護事業所や保育園からも訓練に参加しました。
参加者からは、「水路の横を通るのは不安」「放送が聞こえなかった」などの声が聞かれました。
同校区自治協議会の森泰清会長は、「今日、実際に避難訓練を体験し、さまざまな課題が出たと思う。改善しながら繰り返し訓練し、災害に備えたい」と話しました。
●区総務課防災・安全安心係の政元智徳さんに話を聞きました
道路が冠水してしまったら、避難所まで行くのは危険です。大雨や台風は、テレビの天気予報などで早くから情報を集めることができるので、早めの避難を心掛けましょう。2階以上に住んでいる人は家にいた方が安全な場合もあります。
ライフラインの停止に備え、最低3日分の生活必需品をそろえておきましょう。期限が早いものから使い、使った分を買い足す「ローリングストック」がお薦めです。
区は、地域の皆さんや公民館などと協力し、地域のニーズに合った防災に関する訓練や講座を行っています。実施については、気軽に区総務課へご相談ください。
○家庭での備蓄品の例
・食料
・水(目安は1人1日3リットル)
・簡易トイレ
・カセットコンロ など
問い合わせ:区総務課
【電話】092-833-4304【FAX】092-833-4388
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