9月は「認知症月間」、9月21日は「認知症の日」です。
市は、認知症の人やその家族が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるまち「認知症フレンドリーシティ」を目指し、優しさを伝えるコミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード」の普及に取り組んでいます。
※本紙4、5面に関連記事
■ユマニチュード講座を開催
早良小学校で、7月17日に小学4年生を対象にユマニチュード講座が行われました。
講師の林祐子さんが、「認知症になると新しい事を覚えにくくなったり、認識できる視野が狭くなったりするなど困り事が増え、不安な気持ちになります。忘れることも多くなりますが、うれしい気持ちは残るので、コミュニケーションを取る時は、相手を大事に思っていることが伝わるようにしましょう」と話しました。
児童は、認知症の人とケアする人の役に分かれ、ユマニチュードの技法を用いたコミュニケーションを体験しました。認知症の人は視野が狭くなり、横から近付くと突然現れたように感じ驚いてしまうので、正面から近づいて水平に目を合わせます。また、手に触れる時は、上からつかまず、下から広い面積でゆっくり支えると安心してもらえることなどを学びました。
体験した児童は、「目線を合わせて優しくゆっくり話しかけたい」と話しました。
ユマニチュードに関する市の取り組みや講座については、市ホームページ(「福岡市 ユマニチュード」で検索)に掲載しています。
区は、地域団体・学校が講座を開催する際、講師の紹介や動画教材の貸し出しなどの支援を行っています。気軽にご相談ください。
問い合わせ先:区地域保健福祉課
【電話】092-833-4362【FAX】092-833-4349
<この記事についてアンケートにご協力ください。>