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歴史 歩・歩・歩(さんぽ)

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

ボランティアのおすすめスポット 高射砲陣地道

「歩・歩・歩(さんぽ)・会」 安部 光征

かつての名島は、福岡の産業、物流において重要な地区でした。電力需要の高まりから、大正9(1920)年に名島火力発電所が運転を開始しました。同発電所は東洋一と評されるほどの大規模な石炭火力発電所でした。
また、名島橋は、昭和8(1933)年に3代目の橋が竣工しました。全長200メートル以上、全幅20メートル以上の当時としては破格の規模の橋は、国の登録有形文化財に登録され、近代福岡の発展を象徴する建造物であり、現在でも交通の大動脈です。
太平洋戦争中、高射砲部隊が、これら重要なインフラ施設や福岡のまちを防衛するために、名島に配備されました。名島橋のたもとから遊歩道を多々良川上流に向かって左手に見える高台に、高射砲部隊の陣地が置かれていました。付近の道路は現在「高射砲陣地道」と呼ばれ、パネルが設置されています。
ぜひ周辺を散歩しながら、往時の名島に思いをはせてみませんか。

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