ボランティアのおすすめスポット
香椎潟の埋め立て地を歩く
「歩・歩・歩(さんぽ)・会」
今村 一朗
香椎を走るJR鹿児島本線は、明治23(1890)年に九州鉄道として開通しました。その頃、香椎から千早にかけて、唐津街道の近くまで香椎潟(博多湾)が迫り、今の千早駅付近では、鉄道は海の中を走っていました。鉄道が建設された後に香椎潟の埋め立てが始まりました。
国道3号線の「香椎参道口」交差点から香椎浜方面へ進み、香椎税務署の先にある「御幸公園前」交差点の歩道には、昭和25(1950)年頃、ここが海岸であったことを示す防波堤が残っています。
さらに直進し「片男佐橋」交差点まで進むと、現在の香椎潟を見ることができます。そこから見える海の中の鳥居が神功皇后ゆかりの「御島神社」です。干潮時は干潟が現れて陸地とつながります。
かつての香椎潟を思いながら、香住丘地区と対岸のアイランドシティを結ぶ「あいたか橋」を渡って海岸沿いを周回する遊歩道を、爽やかな海風に吹かれて歩いてみませんか。
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