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須賀神社の祇園山笠
「歩・歩・歩(さんぽ)・会」
大塚 眞一
唐原(とうのはる)にある須賀神社は、香椎宮が創建された724年以前から唐原地区の氏神(うじがみ)として祭られていたといわれています。地元では「祇園宮(ぎおんみや)」の名で親しまれています。
須賀神社の最大の行事である「祇園山笠」は、令和元年に「福岡市指定無形民俗文化財」に指定されました。
山笠は7月1日の「注連縄(しめなわ)下ろし」から始まり、山笠の道具類を取り出す「台おろし」、基礎部分を組み立てる「台からげ」、祭礼前日に人形などを飾り付ける「山飾り」を経て、14日の祭礼当日朝に香椎宮神官による神事が行われます。
夕方、子どもたちが掛け声とともに、触れ太鼓を鳴らして山笠が動くことを住民に知らせます。
山笠は、神社前の道を3往復して神社に戻り、境内で右回りに3回、前後に3回揺らされたあと、博多祝いの唄を歌って祭礼は終了します。
唐原の山笠行事は、地域住民によって全て行われます。若い世代へ伝統を受け継いでいく一体感の感じられる伝統の行事です。
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