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歴史 歩・歩・歩(さんぽ)

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

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筥崎宮・楼門

「歩・歩・歩(さんぽ)・会」
奥永 茂晴

筥崎宮は、石清水(いわしみず)(京都府)、宇佐(大分県)とともに三大八幡といわれています。楼門もまた、阿蘇(熊本県)、鹿島(茨城県)とともに三大楼門といわれ、国の重要文化財に指定されています。
楼門は文禄3(1594)年に当時の筑前領主の小早川隆景(たかかげ)によって再建されました。神社には珍しい仏教的要素を取り入れた建築様式で、室町時代末期の特徴が見られます。三間一戸入母屋(さんげんいっといりもや)造りという頑丈な構造で、三手先組(みてさきぐみ)という柱の上部の組み木が、大きな屋根を支えています。屋根はヒノキの樹皮を用いた檜皮葺(ひわだぶき)です。扉の太閤桐(たいこうきり)の文様の彫刻は、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝えられています。
楼門の正面には「敵国降伏」の額が掲げられています。これは、武力ではなく、徳の力をもって、相手が自ら降伏するように導くという意味であることから、「伏敵門(ふくてきもん)」とも呼ばれています。
筥崎宮の長い参道を楼門まで歩いて、安土桃山時代からの歴史の流れを感じてみませんか。

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