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志賀島と安曇族(あずみぞく)
「歩・歩・歩(さんぽ)・会」
古賀 偉郎
志賀島は、古くから漁業や海運業に従事する海人の根拠地として、また国内外を行き交う海上航行の要所として知られていました。
志賀島南側の小高い山にある志賀海神社(しかうみじんじゃ)は、海を守る神社として知られ、2世紀ごろに創建されたといわれています。
中国春秋時代の紀元前5世紀ごろ呉越戦争(ごえつせんそう)で越に敗れた呉の人々が、北部九州に渡ってきました。彼らは「安曇族」と呼ばれ、志賀島を拠点に中国大陸や日本列島で交易を始めました。
志賀海神社の宮司家は歴代、阿(安)曇姓だといわれています。
日本各地には、志賀・安曇にゆかりのある地名が30カ所以上あります。
長野県安曇野市もその一つで、約30年前から東区と交流事業を続けています。
毎年5月には、安曇野市どんたく隊がどんたく東区演舞台に参加しています。夏には安曇野市と東区の子どもたちが、一年ごとに相手方を訪問し、お互いの歴史・文化・自然などに触れながら交流を深めています。
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