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差別のない明るいまちをめざして~西区の人権への取り組み~

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

区は、差別のない明るいまちをめざして、人権講演会の開催や校区の人権啓発活動の支援などを行っています。今年度区内で行われた、二つの人権講演会を紹介します。

■西区人権を考えるつどい
▽「みんなちがって、みんないい」生き方を
シンガーソングライターの「ちひろ」さんを招き、7月27日に講演会を開催しました。
山口県出身のちひろさんは、26歳という若さで亡くなった同郷の童謡詩人・金子みすゞの詩に深い感銘を受けました。その詩に自ら曲を付けた歌と、詩にまつわる話を中心に、東日本大震災の復興支援コンサートをはじめ各地で講演を行っています。
ちひろさんが歌う、金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』にある「みんなちがって、みんないい」は、今回の講演のテーマ「多様性を認め合う」と重なります。ちひろさんは、「全国各地での出会いを通し、人は笑顔の奥にいろんな人生を抱えて生きていると知りました。人が歩んで来た人生を感じられる人間でありたい」と話しました。

■西区人権を尊重する市民の集い
▽出会いこそ、生きる力
イラン出身の俳優、サヘル・ローズさんを講師に、12月4日に講演会を開催しました。
サヘルさんは、1980年から約8年続いたイラン・イラク戦争で両親を亡くし、孤児院で養母と出会います。その後、養母と共に8歳で来日しました。路上生活の体験、学校でのいじめなどの困難を、さまざまな人の助けと支えによって、乗り越えていきました。
サヘルさんは、「多様性」について、「自分の普通は、必ずしも他人の普通ではない。人は一人一人違うのに、人を否定してしまう。否定は差別、攻撃につながり、攻撃する言葉は最終的にブーメランのように自分に返ってくる」と話します。さらに「世界には当たり前のことなど何一つない。今、この時代を生き抜くためには、自身を見つめ、愛し、そして嫌われる勇気を持つこと。そうすれば心にゆとりが生まれ、人に対して優しくなれる」と話しました。

区の人権啓発活動を紹介する西区人権尊重連絡会議の広報紙「あけぼの」を、毎年3月に発行しています。広報紙「あけぼの」は、西区役所や西部出張所で配布するほか、ホームページ(「広報紙あけぼの 西区」で検索)にも掲載しています。ぜひご覧ください。

問い合わせ:区生涯学習推進課
【電話】092-895-7026【FAX】092-882-2137

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