区に古くから伝わる、新年ならではの伝統行事の一部を紹介します。
●今宿青木獅子舞
約1300年の歴史がある同獅子舞は、「市無形民俗文化財」に指定されています。後継者不足で一度途絶えましたが、昭和50年に地元の有志により再興され、今日まで継承されています。
獅子舞に頭をかんでもらうと、神が付く(かみつく)とされ、邪気を払い一年を無病息災で過ごせるといわれています。
元日に八雲(やぐも)神社(今宿上ノ原)で午後0時30分から、木の葉モール橋本(橋本二丁目)1階で午後2時ごろから見ることができます。
●子ども玉せせり
大人が玉を競り合う筥崎宮(東区箱崎一丁目)の「玉せせり」が有名ですが、二宮神社(今宿一丁目)では「子ども玉せせり」が行われています。
明治時代まで、子ども行事として博多の各町で行われていたそうです。二宮神社では、今でも毎年1月3日に行われています。
寒空の下、朝8時から玄洋・今宿校区の小中学生約20人が、神殿にて玉洗い式を行った木製の玉を持ち、町内を約2時間かけて走り回ります。子どもたちを迎えた家では、玄関先で玉にお神酒をかけ無病息災を祈願します。
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