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市内にある障がい者施設では、食品や雑貨などの商品が丹精込めて作られており、一部が区役所や西部出張所でも販売されています。その中から、二つの施設を紹介します。
◆とわ・え・もあ
▽働きたいを応援する施設
羽根戸にある事業所です。障がいの特性に合わせて食品製造等を行っています。仕事を通して、自立して自分らしく生きることができるように支援しています。
▽障がい者施設商品を身近に
ナッツ菓子や琥珀糖(こはくとう)の食品のほか、布巾などが製作されています。通所者が施設内やバザー、区役所などで販売し、その売り上げが収入につながります。
サービス管理責任者の鈴木宏子さんは、「通所者の皆さんは買った人がおいしく食べてくれている姿を想像しながら丁寧に商品を作っています。多くの人に購入してもらいたいです」と話します。
◆GINGA ELEVEN(ギンガイレブン)
▽一人一人に寄り添う施設
壱岐団地にある事業所です。障がいの特性や体調に合わせて、働きたい人が仕事をする環境づくりやサービスを支援しています。
▽アイデアから商品が生まれます
商品の中で特に力を入れて製作されているのがドライフラワーを使ったアレンジ商品です。デザインは通所者と施設スタッフで相談しながら決めています。
ボックスフラワーやクリスマス、お正月などの飾り付けリースなど、商品は多種にわたります。
通所者の佐藤さんは、「思い描いたものを形にするのは難しいですが、自分が考えたアイデアが採用された時は本当にうれしい。そして作る楽しみがやりがいにつながっています。仲間やスタッフの皆さんと話す時間も楽しみの一つです」と話します。
上記の二つの施設のほか、市内の障がい者施設で製作された商品は、区役所などで不定期で販売されています。真心込めて作られた商品を一度お試しください。
直近の区役所販売日程:2月4日(火)、5日(水)、7日(金)、14日(金)、18日(火)、19日(水)、21日(金)、25日(火)
問い合わせ:区企画振興課
【電話】092-895-7007【FAX】092-885-0467
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