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【私たちにできることを】カーボンニュートラル脱炭素社会に向けて

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福岡県筑後市

近年、数十年に一度といわれるような災害が毎年のように発生しています。福岡県では平成29年の九州北部豪雨以降5年連続で豪雨災害に見舞われました。このような災害の主な要因として、二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化があるといわれています。

■カーボンニュートラルとは
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを「カーボンニュートラル」といいます。「排出を全体としてゼロ」とは、温室効果ガスの「排出量」から植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、排出量が実質的にゼロになった状態を指します(下記イメージ図参照)。
この状態を目指すことを「ゼロカーボン」「脱炭素」などと表現することもあり、カーボンニュートラルと同じ意味で使用されています。

■なぜカーボンニュートラルなのか
世界の平均気温は2020年度時点で、工業化(1850年~1900年)以前と比べて、すでに約1.1℃上昇しています。このままの状況が続けば、更(さら)なる気温上昇が予測されます。これにより、豪雨や猛暑のリスクが更に高まり、健康や農業、産業・経済活動に影響が出ることが指摘されています。
温室効果ガスの約6割は、私たちの衣食住や移動といったライフスタイルに起因するものといわれています。カーボンニュートラルの実現に向けて、一人一人ができることに取り組むことが重要です。

▽「カーボンニュートラル」のイメージ図

※「環境省 脱炭素ポータル」を加工して作成。

■私たちにできること参考
日常生活の中で、二酸化炭素は常に排出されています。環境省では、「ゼロカーボンアクション30」を提唱しています。各取り組みのくわしい内容はゼロカーボンアクション30(環境省)ホームページで確認してください。
日々の生活を見直し、できることから始めてみませんか。

▽エネルギーを節約しよう
照明器具やテレビ、エアコンの使用量は、家庭内で消費される電力の約3割を占めるといわれています。こまめなスイッチオフや、エアコンを適正温度で使用することなどを心がけましょう。
また、宅配便の総数のうち約15パーセントが再配達によるものです。日時指定や宅配ボックスなどを利用し、できるだけ一回で荷物を受け取るようにしましょう。

▽近い距離は徒歩や自転車で移動しよう
自動車の二酸化炭素排出量は、家庭からの排出量の約4分の1を占めるといわれています。目的地に合わせて徒歩や自転車、公共交通機関など自動車以外の移動手段を選択することで、二酸化炭素の排出量を抑えましょう。

▽サステナブルなファッションを
日本の衣類廃棄量は年間約100万トンで、一人当たり約26枚分に相当します。長く着られる服を選び、今持っている服を大切に着ることもサステナブル(持続可能)なファッションとの付き合い方の一つです。
購入時には、リサイクル・リユースなど環境に配慮した素材を選ぶことなども検討してみましょう。

▽食品ロスをなくそう
「食品ロス」とは、まだ食べられるにもかかわらず、ごみとして捨てられてしまう食品のことです。日本の食品ロス量は、一人一日当たりおにぎり約一個分に相当します。食べきれない食品などはフードドライブを活用しましょう。

▽コンポストを活用しよう
生ごみを焼却する際にも多くの二酸化炭素を排出します。そのため、コンポストを活用することも有効です。コンポストは、生ごみなどの有機物を微生物の動きを活用して発酵・分解させ、生ごみの量を減らすことができます。
市と市環境衛生協議会では、ごみの減量・資源化を推進するため、生ごみ処理容器などの購入助成をしています。くわしくは市ホームページで確認してください。

■参考
環境省脱炭素ポータルホームページ
【URL】https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/

問合せ:かんきょう課
【電話】53-4120

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