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筑後百景

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福岡県筑後市

このコーナーでは、皆さんに「知ってほしい」「伝えたい」筑後市の歴史や文化、取り組みなどを紹介します。(不定期掲載)
今回は「農業の先覚者益田素平」です。

江戸時代中期から明治時代初期、筑後地方は虫害が多発し、害虫の生態もよく分らず、稲の「穂枯れ」と呼ばれる虫害に悩まされていました。そんな農民たちの悩みをなんとかしようと立ち上がったのが益田素平でした。彼は、稲作に害を与えている「めい虫(ガの一種)」について調べ、くわしい生態を突き止めます。そして、被害を未然に防ぐため、「冬に稲の切り株を掘り起こして焼却する」という駆除方法を考案しました。この方法は、戦後農薬が普及するまで続けられました。現在、この功績を称え、毎年10月には、JAふくおか八女筑後地区センターに建てられた胸像の前で頌徳(しょうとく)祭が開かれています。

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