基本的人権と自由を尊重し確保するために、昭和23年(1948年)12月10日の第3回国連総会において採択された「世界人権宣言」は、今年で採択75周年を迎えます。この世界人権宣言採択を記念し、国際連合は、採択日の12月10日を「人権デー」、国は毎年12月4日~10日を「人権週間」と定め、「世界人権宣言」の意義を訴える各種啓発活動を全国で取り組んでいます。
市は「人権週間」の前後に、社会全体で「人権尊重のまちづくり」を築いていくため、下記のとおり講演会を行います。
■人権を考える市民のつどい
「ヤングケアラー」や「若者ケアラー」という言葉を聞いたことがありますか。昨今、メディアなどで取り上げられ、日本のみならず世界でも非常に大きな社会問題だといわれ始めています。
ヤングケアラーは、家事や家族の世話などを日常的に行う子どもたちを指します。学業に時間を割くことができない、部活動や友だちと遊ぶ時間が奪われ交友関係が希薄になる、家族のケアで昼夜逆転し体調を崩すなど、介護の負担が進路に影響する場合があります。
この問題をきっかけに、皆さんも人権の大切さについて一緒に考えてみませんか。
日時:12月9日(土)14:00~16:00
場所:サザンクス筑後(小ホール)
内容:講演会「ヤングケアラーについて知ろう~当事者の視点から考える支援の方法~」
講師:高垣内文也さん(一般社団法人ヤングケアラー協会理事)
入場料:無料
託児:あり(無料。未就学児。12月1日(金)までに要予約)
問合せ:人権・同和教育課
【電話】65-7039
※講演会の申し込みは不要。手話通訳あり。
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