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障害者スポーツで活躍する「ちくごのアスリート」

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福岡県筑後市

■デフサッカーワールドカップで準優勝
生まれつき聴覚に障害がある竹下勇希さんは、小学4年生からサッカーを始め、「水田サッカークラブ」で健聴者と一緒に練習をしてきました。
中学時代は市内のクラブチーム「筑後FC」に、高校時代は「福岡ケルベロスFC」に練習生として所属。現在は、佐賀県の社会人チーム「FCムソー唐津」でゴールキーパーとして活躍しています。
竹下さんは、9月23日からマレーシアで開催された「第4回世界ろう者サッカー選手権大会(デフサッカーワールドカップ)」の日本代表選手として大会に参加。日本代表は初めて決勝に進出し、準優勝を収めました。
10月25日、大会の報告に西田正治市長を訪れた竹下さんは「来年のアジアカップ代表、その翌年のデフリンピック東京大会、そしてワールドカップの日本代表選手に抜擢(てき)されるため、これからも頑張っていきます」と決意を新たにしました。

■特別全国障害者スポーツ大会に出場
市内に住んでいる井形智幸さんと小川仁政さんは、福岡県選手団代表として、10月28日~30日に行われた「燃ゆる感動かごしま大会」に出場しました。
井形さんは、立ち幅跳びと砲丸投げ(区分、聴覚障害)に出場。「残念ながらメダルは取れませんでしたが、高齢になっても大会出場の機会をいただき嬉(うれ)しかったです。たくさんの声援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と大会を振り返りました。
小川さんは、50m走と走り幅跳び(区分、下肢切断・機能障害)に出場。「義足を着けての出場は初めてで不安でしたが、両種目1位に入賞できました。同じ障害を持つ人と知り合うことができたり、日常生活の相談ができたりなど有意義な大会でした。また、福岡県もパラスポーツの普及に取り組んでいて、障害者も参加できる大会が少しずつ増え、障害者の活躍の場が広がっています。筑後市からもたくさんのアスリートが出てくることを願っています」とパラスポーツへの思いを話しました。

●12月3日~9日は「障害者週間」
国民の間に広く障害者の福祉に対する関心と理解を深め、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的に設定されました。

▽合理的配慮の提供を義務化
障害者差別解消法が改正され、来年4月1日から、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が、国や地方公共団体などと同様に義務化されます。

合理的配慮とは、社会の中にあるバリアを取り除くために、障害のある人から何らかの配慮を求められた場合に、負担になりすぎない範囲で対応をすることです。

問合せ:福祉課
【電話】65-7022

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