■水田天満宮「稚児風流(ちごふりゅう)」
毎年10月25日に行われている稚児風流は、室町時代に天下泰平・五穀豊穣(ほうじょう)を祈り始まったといわれている伝統行事で、県の無形民俗文化財に指定されています。参加した4歳から12歳までの16人の子どもたちは、年齢順に鼓・鉦(かね)・締め太鼓・大太鼓・道風流という役割を持ち、頭に赤い「シャグマ」を被り、きらびやかな陣羽織などを身にまとい「ハーエンヤーアイ、ヤーアイ(栄えあれ)」と掛け声をあげながら、天満宮周辺を練り歩き風流を奉納しました。
今年の本風流は、氏子の家の他に再編新設小学校でも実施。これは、保存会からの提案を受けた小学校の協力により実現したもので、地域の伝統行事を見学しようと在校生らが中庭に集まりました。一連の演舞が終わると、華やかに着飾った子どもらの華麗な舞に大きな拍手が送られました。
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