「ふらっと」とは、男女の差別がなくなり、処遇的にも、社会的にも均衡な、フラットな状態を目指すという意味をこめています。
■4月は「若年層の性暴力被害予防月間」です
近年、若年層を中心に性暴力などの被害や、本人の意に反してAV(アダルトビデオ)への出演を強要される問題が発生しています。性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、長期にわたり心身に重大な悪影響を及ぼします。
特に、年度の始まりは進学や就職に伴い、若者の生活環境が大きく変化する時期で、こうした被害に遭う危険性が高まります。
被害者は何も悪くありません。悪いのは加害者です。
■性犯罪に関する法律が変わりました
次のとおり規定が変わりました。
・強制性交等罪は「不同意性交等罪」や「不同意わいせつ罪」になります(配偶者やパートナー間でも成立)
・性交同意年齢が「16歳未満」へ引き上げられます
・わいせつ目的での16歳未満の者への面会要求は犯罪です
・性的な画像の盗撮は「撮影罪」です
・性交罪の公訴時効期間が延長されました
(法的な整備は進んでいますが、自分のカラダやココロを守る力を身に付けることも必要です。)
■被害に遭わないために正しい知識を身に付ける
誰もが気軽にインターネットで、さまざまな性に関する情報にアクセスすることができますが、男女の体の仕組みや避妊方法など、誤った知識を得ていることも少なくありません。
県では、LINE(ライン)アカウント「性とカラダのヘルプBOOK(ブック)」を開設しています。「体のこと」「性行為のこと」など、Q and A形式で知ることができます。また、思春期・妊娠・出産の悩みについての相談窓口や、DV・性暴力の相談窓口なども紹介しています。
■日頃から意識してください
境界線を尊重しましょう。境界線とは、自分と他人は違う存在だと区別するバリアのようなもので、自分と相手を隔てるものではなく、お互いを大切にするためのツールです。
誰かに自分の境界線を越えられそうになったら、「イヤと言う」「逃げる」「信頼できる人に相談する」ことを意識しましょう。
もし、あなたや周りの人が性暴力の被害を受けたら、一人で抱え込まずに相談してください。
市は、4月18日(木)まで、サンコア(1階ロビー)で啓発展示を行っています。ぜひ見に来てください。
出典:法務省ウェブサイト
【URL】https://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00200.html
問合せ:男女共同参画推進室
【電話】65-7051
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