■筑後市長 西田正治(にしだせいじ)
新たな歴史、伝統と思いを引き継ぐ
新年、明けましておめでとうございます。
皆さまが健やかに新春をお迎えのこととお慶(よろこ)び申し上げます。
昨年は元日に石川県能登半島を中心とする地震が発生するとともに、8月には日向灘を震源とする地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されました。いつ発生するか分からない災害に対して、改めて日頃の備えの重要性を痛感しました。
さて、近年の少子化により児童数が減少する中、より良い教育環境を確保するために水田小、下妻小、古島小を再編し、令和7年4月から「筑後南小学校」として新たな校舎でその歴史を歩みはじめます。新設小学校の開校は昭和58年に開校した筑後北小学校以来、42年ぶりとなります。
水田小は152年、下妻小は134年、古島小は116年の輝かしい歴史と伝統を積み重ね、その歴史の中で多くの卒業生を送り出してきました。その皆さまは全国各地でご活躍されており、ふるさとへの愛着の念は今も変わらないものと思います。4月から真新しい校舎と新しい友達に囲まれてスタートラインに立つ子どもたちに変わらぬご支援をお願い申し上げます。
皆さまにとって本年が幸多き年となりますように心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
■筑後市議会議長 彌吉治一郎(やよしじいちろう)
希望に満ちた明るい未来のために
謹んで新春をお祝い申し上げます。本年が皆さまにとって良い年となることを心よりご祈念申し上げます。
近年、ロシアとウクライナの争いや中東での紛争など、世界のあらゆる地域で争乱が続いており、グローバリゼーションの潮流に大きな影響が生じています。改めて私たち一人一人が、民主主義のあり方、そして政治のあり方を深く考えさせられる一年でした。
昨年夏には、市制施行70周年記念事業として「中学生こども議会」を開催しました。地元を想(おも)い、真剣な眼差(まなざ)しで市政に問いかけるこども議員の姿は頼もしく、筑後市の未来は希望に満ちていると感じた年でもありました。
私たち市議会は、子どもたちの未来のためにも、市民本位、是々非々の立場で「市政のチェック機関」の役割を果たさなければならないと決意を新たにしております。
令和7年も市の課題は山積しておりますが、市民の皆さまから負託を受けた市民代表として、これまでに増して皆さまの声に耳を傾け、研さんに努めていく覚悟です。
結びに、本年も市議会に対してご理解とご協力をお願いいたしまして、年頭のごあいさつといたします。
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