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ちくしのびと chikushinobito(18)

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福岡県筑紫野市

今〝輝いている〟人・団体を取り上げる「ちくしのびと」。今回は、女子ソフトボールU15日本代表に選抜されたルーウィス梨々亜さんを取材しました。

■考(かんが)えて、楽(たの)しんで、勝(か)ちにこだわる。
女子ソフトボールU15 日本代表 ルーウィス梨々亜(りりあ)さん

▽Profile
平成21年生まれ。右投げ右打ち。ポジションはキャッチャー・レフト。小学1年生から野球を習い始め、中学校からソフトボールを始める。現在は福岡で活動する中学生女子ソフトボールチーム、福岡レッドドリームズに所属。
好きな食べ物はチーズ料理、ハンバーガーやフライドポテトなどのファストフード。

▽強豪国、日本
平成28年と令和2年のオリンピックで、2大会連続で金メダルを獲得した日本女子ソフトボール。世界ランキングを見ても、公表が始まった平成28年以降日本は常に2位以上に位置しています(※世界野球ソフトボール連盟から)。
そんな強豪国日本の次の世代を担うべく、世界を相手に活躍しているちくしのびとがいます。筑山中学校3年生のルーウィス梨々亜さん。打撃を得意とし、そのバッティングセンスは同世代のなかでも頭一つ抜けた存在です。中学生から始めたソフトボールで、2年連続で福岡県選抜チームに選ばれました。現在は全国選抜を勝ち抜き、女子ソフトボールU15日本代表の一人として世界各国のチームとしのぎを削っています。

▽始まりはドッチボール
ルーウィスさんがソフトボールを始めるきっかけは、小学1年生のころのドッチボールでの体験です。男の子にボールを当てられ、当て返そうとしても当て返すことができませんでした。人一倍負けず嫌いなルーウィスさんは「どうしても当て返してやりたい」と、ボールを投げる力を身につけるために当時、祖父が監督をしていた野球チーム(筑紫ビッキーズ)に入りました。「筑紫ビッキーズでは、技術面だけでなく、練習中や試合中に常に考えてプレーに臨む姿勢が身につきました」と思い返します。その後、福岡レッドドリームズに入部し、よりレベルの高い経験を積んできました。

▽日本代表としての経験
「世界の強豪との試合経験で得たものは多かったです」と話すルーウィスさん。その中で特に覚えているものが、「他国選手の力強さ」と「アウェーの恐さ」でした。
「相手の選手が打ったボールが外野まで転がり、キャッチしたときに衝撃を受けました。それまで経験したことのないボールの勢いや重みを感じたんです。世界で戦うために、私もそれ以上にボールを力強く打てるようにならなければ、と思いました」と他国の選手との力の差を実感しました。
また、「会場のほとんどが相手チームの応援で埋め尽くされた試合を経験したとき、アウェーの恐さを知りました。その時に、どんな状況でも落ち着いて自分らしいプレーを行う精神力が必要だと感じました」と、精神面での成長の必要性も感じたそうです。

▽考えるって楽しい
「ソフトボールは、1球1球の駆け引きが面白いです。考えて行動することで結果が変わってくるし、結果がイメージと違っても次へと生かすことができます」と話すルーウィスさん。
10月21日から東京都で女子U15ワールドカップが行われます。ルーウィスさんがU15として出場する最後の試合です。「優勝を目指し、個人としても結果を残します」と大会にかける思いを語ってくれました。
人一倍負けず嫌いで、考えることを楽しむ少女が、今後どのような「答え」を見せてくれるのか楽しみです。

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