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自治体の皆さまへ

こんにちは 保健師です

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福岡県筑紫野市

■慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)を見(み)つけるための指標(しひょう)「eGFR(イージーエフアール)」を知(し)っていますか
▽腎臓の働き
腎臓は、血液をろ過して老廃物を尿として体の外に出す働きをしています。その他に、血圧の調整、血を造る作用、骨の代謝など多くの働きがあります。

▽eGFRとは
腎臓の働き具合を示す指標で、100点満点中60点以上が正常値となります。eGFRは、老廃物の1つであるクレアチニン値、年齢、性別から計算された推定値で、健康診査などの血液検査で分かります。

▽慢性腎臓病とは
腎臓は働きが悪くなっていても初期では無症状のことが多く、気付かないまま進行していきます。腎機能の低下が長く続いた状態を「慢性腎臓病(CKD)」と言います。腎機能は加齢とともに低下し、成人の約8人に1人が慢性腎臓病に該当すると言われています。さらに重症化すると腎不全に移行し、最終的には人工透析が必要になったり、心筋梗塞や脳卒中などを発症したりするリスクが高まります。

▽年に1回は健診を受けましょう
慢性腎臓病は早期発見・早期治療を行うことが大切です。年に1回は健診を受けて、eGFRの値で自分の腎臓の状態を把握しましょう。

▽腎臓を守る生活のポイント
・肥満を防ぐ
・塩分を控える
・禁煙、節酒を心掛ける
・糖尿病、高血圧、脂質異常症などの疾患がある人は治療する
・適度に運動する

▽健診結果の見るべきポイント(70代男性の健診結果の例)

上の例では、健診結果の3年間の経過を見てみると、eGFRが年々下がっています。
令和3年度ではeGFRが57.5で59点以下となっており、腎機能が低下している可能性があります。皆さんも健診結果が返ってきたら、気をつけて数値を見てみましょう。

問合せ:健康推進課
【電話】920-8611

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