子育てのひろば No.326

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■心(こころ)の成長(せいちょう)
1歳～2歳にかけて、子どもが「自分」という存在に気付くようになり、一時的に「～したい」「いや」と言って自分を主張する時期を「イヤイヤ期」といいます。大人にとってはわがままととらえられがちですが、子どもにとっては「～がしたい」「～が好き」という明確な意思を持ち表現できるようになったという、自立への一歩です。
このころ、自分の思いが通らず怒ったり泣いたりすることがありますが、「泣く」というのは感情を表に出し、他人に受け止めてもらおうとしている証です。泣いても受け止めてもらえる人がいることは、不安になったときに戻れる「安全基地」があるということです。
とはいえ、「イヤイヤ」や自己主張が続くと、大人も関わり方に困ってしまいますね。この時期は、子どもに合わせて小さな目標を立てて少しずつ達成する体験を積み上げてみましょう。

・食事…苦手な物でも1口だけ食べさせる
・片付け…好きな色のブロックだけでも片付けさせる
・抱っこを求める…「あの電信柱まで歩いてみよう」と声を掛ける

子どもは今できることを少しだけ参加するという関わり方であれば、達成感を味わいながら次第に自分の気持ちを整理出来るようになります。自立への一歩を大人がそっと手伝い、一緒に心の成長を感じられるといいですね。

問合せ：子育て支援センター
【電話】922-7287