■「柚月裕子」を読む
孤狼の血シリーズや佐方貞人シリーズなどが人気の作家です。この作家の文章はとても読みやすく止まりません。一言で言うなら「読み進めさせられる小説」でしょうか。
魅力はそれだけではありません。『盤上の向日葵』では将棋界、『ミカエルの鼓動』では医療の世界が緻密に描かれており、作家の取材力が物語の臨場感を引き立てています。『ウツボカズラの甘い息』や『蟻の菜園』では、苦境の中を生きる女性たちの心を、同じ女性の立場から、わかりやすく優しく丁寧に表現してくれます。
子育てが一段落してから小説の勉強を始め、地元新聞社の小さな文学賞を皮切りに、これまで数々の文学賞を受賞してきました。令和のベストセラー作家と呼ばれるのも納得です。
・孤狼の血(KADOKAWA)
・最後の証人(宝島社)
・ウツボカズラの甘い息(幻冬舎)
・盤上の向日葵(中央公論新社)
・蟻の菜園(KADOKAWA)
・ミカエルの鼓動(文藝春秋)
■やってみよう!おうちde読み聞かせ「絵本の対象年齢」
子どもに読み聞かせしたいけど、どうやればいいのか分からない、そんな悩みを解決します。
今回のテーマは「絵本の対象年齢」です。絵本の中には「自分で読むなら〇歳から、読み聞かせるなら△歳から」と書かれているものがありますが、これはあくまでも目安です。絵本に年齢制限はなく、小さい子どもから大人まで楽しむことができます。
もちろん、発達段階に応じた絵本を選ぶことは大事なことです。お話が理解できるようになってくる3歳ごろからは、物語の絵本も楽しめるようになります。繰り返しが楽しい『おおきなかぶ』や優しい気持ちを育てる『どうぞのいす』は最初の物語絵本にオススメです!子どもの成長段階や興味・関心があるものを基準に絵本を選んでみましょう。
■5月 移動図書館車つくしんぼ号巡回表
5月の休館日:13日(月)、20日(月)、27日(月)、29日(水)
※最新情報はホームページをご確認ください。
問合せ:市民図書館
【電話】928-4343
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