■築上町のますますの発展と飛躍を
築上町長 新川久三
あけましておめでとうございます。新春を清々しくお迎えのことと思います。本年は辰年、昨年まで努力したことが実を結んで成就する年になりますように。本年も積極的に皆さまと連携を図り、地域課題の解決策を一緒に考えていきたいと思います。
◇図書館の移転
新しい図書館の開設に向けて、着々と準備が進んでいます。愛称も公募により決定しました(詳細はP15(本紙))。令和6年度は築城支所の改修工事を行い、令和7年度には開設・供用開始するための手続を引き続き進めてまいります。現在の図書館に比べ蔵書数が充実し、活動スペースも格段に増えるため、多くの方の文化や交流の拠点になることを期待します。
◇社会福祉センター施設の統合
現在、築上町社会福祉協議会が入る社会福祉センターは町内に2か所あります。どちらも築30年以上が経過し、老朽化が激しく、維持管理に相当な費用が必要なため、現椎田社会福祉センター(自愛の家)に施設統合することになりました。施設の改修は令和6年度を計画しています。
◇人口減少への取組
子どもの人数が減少するなど、人口減少は築上町の重要課題ですので、町民の皆さまのご意見も踏まえながら町を挙げて対策に取り組んでいきます。また、将来の人口規模を見据えた行政運営に努めていきます。
具体的には、学校給食無償化などの子育て支援、働く場づくりなどの若者の定住を促進する政策をきめ細やかに実施していくほか、教育分野では、児童生徒が互いに切磋琢磨し、多様な意見に触れる機会の確保や「個別最適な学び」「協働的学び」を実現するため、「築上町立小中学校適正配置基本計画」に沿った学校の適正配置と小中一貫教育の充実に努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げ、町民の皆さまのご活躍ご健勝をお祈りして新年の言葉といたします。
■喜びを実感できるまちづくりの実現に向けて
築上町議会議長 塩田文男
町民の皆さまにおかれましては希望に満ちた輝かしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。町議会を代表して謹んで新春のご挨拶を申し上げます。また、平素は議会活動に対して深いご理解と格別なご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年8月には、町議会議員選挙が行われ、新たに14人の議員が皆さまの負託を受けました。そのうち4人が新人であり、活力ある若手議員の加入により平均年齢がぐっと若返りました。より一層、幅広い世代の声が議会を通して町政に反映されることと思います。また、議長という大役を仰せつかり、その職責の重さを常に忘れることなく、公平公正な議会運営とさらなる飛躍をめざして、誠心誠意努めてまいります。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染拡大やウクライナ情勢の影響により、深刻な物価高が生活に大きな影響を及ぼした年でもありました。いまだ完全には収束の目途は立っておらず、不安に過ごされている方も多いことと思います。また、築上町には少子高齢化、若年層の人口流出、空き家問題、農地の荒廃、買い物困難者など、引き続きさまざまな課題があります。その一方で、今後多くの方の交流拠点となる新しい図書館の建設や「こどもまんなか社会」の実現に先駆け、小中学校10校を小中一貫校2校と小規模特認校1校体制に移行する計画があるなど、未来に向けた大きな取組が控えております。
本年も議会一丸となって、皆さまの平穏な暮らしを一番に考え、真摯に取り組んでまいる所存です。皆さまと議会、町と議会の絆をしっかりとつなぎながら「築上町に住んでいてよかった」と喜びを実感できる魅力あるまちづくりの実現に向けて、今後も継続して努力し、皆さまの負託に応えられるよう全力を尽くしてまいります。
皆さまにとって本年が幸多き一年となりますよう心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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