スポーツのとびらVol.111

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年が明けて早くも1か月が過ぎました。まだまだ肌寒い日が続いています。体調に気を付けてスポーツを楽しみましょう!

■全国スポーツ推進員研究協議会　青森大会
日にち：11月16日～17日
場所：青森県青森市
主催：スポーツ庁、公益財団法人全国スポーツ推進員連合青森県スポーツ推進委員協議会、青森県教育委員会、青森市
青森伝統のねぶた演奏で幕を開けた全国大会は、全国にいる功労者の方々の表彰や元オリンピック選手福士加代子さんの基調講演がありました。「笑って走れば福来たる～私が笑顔で走り続けてきた理由～」と題してお話しされた福士さんは想像通りの明るく元気な方で私も元気をもらいました。シンポジウムは「コロナ禍を越えたコミュニティスポーツの新しいかたち」というテーマで、コロナによりスポーツコミュニティが減っていることや今後についての討論がありました。
中でも、昨今の大きな課題である部活動の地域移行のことが印象深く、私は誰もが思うとおり地域移行は簡単なことではなく、これから全国で苦戦するのは間違いないと思いました。その反面、これまで部活動を学校の先生たちが取り組んでくださっていたことには感謝すべきであるとともに社会問題にもなっている労働環境の改善が急務であると思いました。
今後我々スポーツ推進委員が部活動の支援を行うことが必要になってくるかもしれませんが、それもできる限界があると思います。市区町村で一括して全学校の部活動の指導者と契約するなど思い切った取組が必要だと思いました。しかしそれはクラブチームと同じようになるのでクラブチームに通えば良いとなる可能性もありますが、家庭の事情で高額な月謝を払ってクラブに通うことが難しい生徒たちもいると思うのであくまでも部活動として成り立たせてあげたいと思いました。とても貴重な研修となりました。(竹中大貴)