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町長室だより

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福岡県築上町

築上町長 新川久三

日増しに暑くなり、冷気のほしい今日この頃です。第2回築上町議会定例会も全議案可決をいただき、6月18日に閉会しました。

■いよいよ図書館の工事着工
図書館の工事を行う業者選定のための条件付一般競争入札では応募7社のうち3社から辞退があり、4社による入札を6月4日に行いました。4社のうち2社が最低制限価格の8億8千163万円で同点くじ引きとなり、松山建設(株)京築支店が落札しました。6月10日に仮契約をし、18日の議会最終日に提案して可決をいただきました。
この図書館は世界的に有名な隈研吾さんの設計事務所が設計を担当しており、脚光を浴びているところです。工期は来年の8月29日までで、完成後に図書等の搬入をし、11月吉日に開館予定としています。

■築上町中期財政計画と行財政改革大綱策定
令和6年3月に、今後5年間の財政見通しと課題への対応を記した中期財政計画を策定しました。
財政規模は歳出から見ると、令和6年度から令和8年度にかけては大型事業の実施により一時的に157億円まで上昇しますが、令和9年度以降は113億円程度で推移する見込みとなっています。耐用年数の近い老朽化した施設の維持管理や今後の人口減に鑑み、施設に関する事業を実施するため、一時的に予算は上昇しますが、今後は現在のところ、大型事業の計画はありません。
また、大型事業の実施により町債残高が令和8年度に160億円に達する見込みですが、その後は減額に転じます。基金は令和10年度まで取崩しが続きますが、令和11年度からは計画的な運用を図っていく必要があります。
経常収支比率は令和4年度決算によると95・7%ですが、年々上昇が予想されますので、この抑制を行わなければなりません。特に人件費の上昇傾向が強く、DXの推進や施設の統廃合による事務改善で、人件費等の経常経費の抑制を図ることが大事です。
さらに、このような財政事情を踏まえ、行財政改革大綱を策定しました。大綱では、町が着実に行財政改革に取り組むための指針となる基本的な方向性と、主な取組を定めました。そのプランの柱は、効率的・効果的な行政運営、町行政の将来を担う人材の確保・育成、健全な財政運営です。
この計画と大綱の詳細は築上町のホームページに掲載していますので、ご覧いただければ幸いです。

■大相撲名古屋場所
大相撲名古屋場所が14日から始まります。築上町出身の力士は現在2人。東誠竜大輝さんが、元栃東、玉ノ井親方の玉ノ井部屋所属、西田健心さんは元嘉風、中村親方の中村部屋所属で頑張っています。ぜひ応援をよろしくお願いします。

それでは暑い時期、体調に留意してご自愛のほど、お願いします。

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