同和問題の早期解決をめざして、福岡県では毎年7月を同和問題啓発強調月間と定め、差別をなくすための取組をすすめています。築上町でも、さまざまな啓発事業をおこなっています。
■令和6年度は映画「破壊」上映会を開催します!
主演は間宮祥太朗さん
日時:7月7日(日)10:00~(受付9:40~)
会場:築上町文化会館コマーレ(築上町大字椎田962番地8))
参加費:無料
※「原爆パネル展」を同時開催します。こちらもぜひご覧ください。
問合せ:築上町役場 人権課
【電話】0930-56-0300
■許されない人権侵害
同和問題(部落差別)とは、同和地区に生まれ育ったというだけの理由でさまざまな差別を受け、人間として当然保障されるべき基本的人権を侵されるという重大な人権侵害問題です。
封建時代の身分制度や歴史的・社会的に形成された差別意識は、人々の心に根付き、今もなお続いています。
■さまざまな差別事象
近年では、インターネット上で、同和地区を特定したり、部落差別を助長するような悪意のある書き込みなどが行われ、問題となっています。間違った認識や偏見が簡単に広がり、いったん情報が出回ると完全に消去することは極めて困難となります。
「今はもう部落差別は存在しない、私は差別して(されて)いないから、同和問題とは関係ない」という考えを持った人が偶然これらの情報を目にしたら…。誤った情報を正しいと思い込み、気づかないうちに差別をしてしまうかもしれません。
■差別のない社会へ向けて
平成28年12月に「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。これは、国民全員で差別をなくす必要性を理解し、差別のない社会を実現することを目的とした法律です。
自分だけでなく、すべての人の人権が守られる社会を目指し、一人一人が人権について学び、差別をなくしていけるよう、行動することが大切です。
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