町長室だより

3／33

築上町長　新川　久三

今年の夏は気温が40度に近い日が続きました。盆を過ぎ、9月になりましたが、まだまだ残暑残る今日この頃です。

■新嘗祭(にいなめさい)築上町の献穀が決定
新嘗祭は五穀豊穣を感謝する祭儀です。毎年10月下旬に全国から新穀(米、粟)を宮内庁へ献上し、宮中の最も重要な儀式として11月23日に開催されます。
令和7年の新嘗祭について、今年の3月に宮内庁から福岡県知事に通知があり、県から福岡県米麦品質改善協会に事務が委託されました。そして同協会から、行橋支部内の築上町が選ばれ、築上町と京築農業協同組合に献穀者のあっ旋と協力支援が要請されました。
それを受けて、町と農協は農業関係諸団体の代表者を組織して準備会を設け、献穀者を決める会議で農事組合法人今津の里を献穀者と決定しました。
本町での実績は昭和45年度に旧椎田町で粟の献穀を行い、旧築城町では平成16年に米と粟を献上しています。
今年から来年に向かって準備をしなければならず、準備会と今津の里との連携を密にして本番に備えていきます。

■築上中部高校同窓会
毎年、盆前後に各高校の同窓会が催されています。8月11日には豊前市のニューいずみで築上中部高校の同窓会旭桜会が開催され、来賓として出席させてもらいました。
服部福岡県知事の奥様は築上町の出身で、築上中部高校25期生として当日同窓会に出席されていました。知事は公務が入っておらず、プライベートで墓参りや奥様の送迎のため同行されました。会場の皆さんはまさか服部知事がこの場に現れると思っておらず、驚きの大歓声でした。
築上西高校同窓会鏑陵会は9月14日(土)に16時からソピアで開催されます。

■築上町戦没者追悼式
8月8日、中央公民館で戦没者追悼式を行いました。これは先の大戦で亡くなられた築上町の方々の生前をしのび、その死を悼み、恒久平和を祈念するために毎年行われています。参列者は戦火に倒れた方々に黙とうをささげ、戦争のない未来を祈りました。

■表敬訪問
8月15日、町内在住の山下空輝(そら)さんと陽輝(ひかり)さん姉妹が会いに来てくれました。おふたりは大野城市を拠点に活動するジュニアバドミントンチームCOLORS(カラーズ)に所属しており、バドミントン競技の県大会中学女子団体の部で優勝し、九州大会に出場しました。8月5〜7日に熊本県八代市で開催された九州大会では惜しくもベスト8でしたが、今後も活躍が期待されます。
また、同日には町内在住で育徳館中学校に通っている垣根涼音(りお)さんと白川姫舞(きらり)さんも来庁予定でした。おふたりは行橋市長井浜海岸で開催された全日本ビーチバレーボール4人制中学選手権の予選で、全国大会出場を決めたのです。全国大会は8月17日に神奈川県藤沢市で開催でしたが、台風7号の影響で参加できなくなり、訪問も中止となりました。次の機会に出場がかなうことを祈っています。

結びに、町民の皆さんには残暑に気を付けて、ご自愛いただくようお願いします。