■〔健康かすや21通信〕健康につながる唾液(だえき)の働き
唾液の働きが健康につながることを知っていますか。唾液には、歯や口の汚れを洗い流す、口の中を殺菌するなどの役割があります。特に、この時期は空気が乾燥し、口の中が乾くことで体の中にウイルスや菌が入ってくるため、さまざまな病気にかかりやすくなります。
◇ドライマウスに注意しましょう
唾液が少なくなり、口の中が乾燥することによってドライマウスになります。口の中がネバネバする、口臭がする、食べ物が飲み込みにくくなるなどの症状が出ます。原因として、生活習慣の乱れやストレスなどが挙げられます。ドライマウスになると、風邪をひきやすくなったり、虫歯や歯周病を悪化させたりします。ドライマウスではないか、セルフチェックで確認しましょう。
・よくのどがかわいて水を飲む
・しゃべりにくい
・口の中がネバネバする
・口臭が気になる
・食べ物が飲みにくい
セルフチェック後は、セルフケアをやってみましょう。
◇唾液の分泌を良くする方法(セルフケア)
唾液がたくさん出るようにするためには、よく噛んで食べる、飲酒を控える、ストレスを解消するなどの生活習慣を見直すことが大切です。ここで、唾液の分泌がよくなるマッサージを紹介します。
◇唾液の分泌を良くするマッサージ
・親指以外の4本の指を頬にあて、上の奥歯にそわせ後ろから前に回す
・耳の下から顎の下まで5か所に分けて順番に親指で押す
・両手の親指をそろえ、顎の下から突き上げるようにゆっくりと押す
粕屋町健康センターでは、集団健診で20〜69歳の方に無料で歯科健診を実施しています。
20・30・40・50・60歳の節目の年齢の方には、町内歯科医療機関にて無料で受診できる受診券を4月頃に郵送しています。受診券をなくされた方は、再発行が可能ですので、健康づくり課へお電話もしくはインターネットから手続きをお願いします。
問い合わせ:粕屋町健康づくり課(健康センター)
【電話】938-0258
■〔安全安心〕自転車の危険運転に対して新しく罰則が設けられました(令和6年11月1日から罰則化)
◇運転中のながらスマホ
スマートフォンなどを手で保持して、自転車に乗りながら通話する行為、画面を注視する行為が新たに禁止され、罰則の対象となりました。
・違反者…6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
・交通の危険を生じさせた場合…1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
◇酒気帯び運転およびほう助
自転車の酒気帯び運転のほか、酒類の提供や同乗、自転車の提供に対して新たに罰則が設けられました。
・違反者…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・自転車の提供者…3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・酒類の提供者・同乗者…2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
→「運転中のながらスマホ」・「酒気帯び運転」は自転車運転者講習制度の対象になります。
[自転車運転者講習制度とは]
自転車の運転に関し、交通の危険を生じさせるおそれのある一定の違反(危険行為)を反復して行った者は講習制度の対象となります。
◎重大事故を防ぐため、交通ルールを守りましょう。
問い合わせ:粕屋町協働のまちづくり課
【電話】938-0173
■〔認知症をもっと身近に!〕脳の活性化で認知症予防
認知症の予防のためには、「何をするか」ではなく、どう「刺激ある日常を送るか」が重要です。脳の活性化にはいろいろな方法がありますが、何をするにしても大切なのは、次の4原則を楽しく行うことです。
◇脳活性化の4原則
(1)快刺激で笑顔に
心地よい刺激や、笑うことにより、意欲をもたらす脳内物質(ドーパミン)がたくさん放出されます。
(2)コミュニケーションで安心
社会との接触が失われると、認知機能の低下を促進させます。友人や家族などと楽しい時間をもつことが大切です。
(3)役割・日課をもつ
人の役に立つことを日課に取り入れることが、生活を充実させ、認知機能の維持に役立ちます。
(4)ほめる・ほめられる
ほめても、ほめられてもドーパミンがたくさん放出され、活動意欲が高まります。
認知症に関する不安や悩みなどがあるときは、地域包括支援センターにご相談ください。
また、認知症であっても、早期に診断を受け治療を開始することで、進行を遅らせ、自立した生活を長く続けることができます。まずは日頃から受診しているかかりつけ医に相談しましょう。
◇介護予防教室も申込受付中
問い合わせ:粕屋町介護福祉課(地域包括支援センター)
【電話】938-0229
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