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自治体の皆さまへ

すくすく育て あしやっ子 NO.187

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福岡県芦屋町

■薬物から子どもを守ろう
近年、若者を中心に薬物による検挙者が急増しています。インターネットの利用をきっかけに違法薬物に関する情報を得てしまい、薬物を乱用してしまう子どもは少なくありません。そこで今回は薬物の危険性を話します。
薬物の乱用は大切な脳を傷つけます。人間の脳は、20歳ごろまで成長するといわれています。特に、小学生、中学生、高校生の時期は、心身ともに発達するときです。家庭や学校で学び、家族、先生や友だちと話し合うことで、知識や物事の考え方を学び、自分らしさを発見していく大切なときです。この時期に薬物を乱用すると、脳や体の成長がストップし、感情のコントロールができず、意欲がなくなる、怒りっぽくなるなど、心身の発達が損なわれて、家族や友だちとのコミュニケーションもできなくなってしまいます。そして、健康な社会人となることができなくなるのです。
また、薬物依存になると、不安、被害妄想などの症状が現れ、幻覚や妄想によって、殺人、放火などの重大犯罪を引き起こすこともあります。さらに、薬物を入手するために、無理な借金や窃盗、詐欺、売春などの犯罪を犯すようになります。
このように、覚せい剤や麻薬、大麻、危険ドラッグなどの薬物乱用は、本人の健康やその周りの人々に計り知れない害悪をもたらしますが、薬物に関する情報はインターネットなどのSNSに紛れ込み、皆さんが知らないうちに、子どものもとに届いています。周りの環境や友人からの影響を受けやすい子どもを、薬物乱用の魔の手から守るには、誤った情報を入手してしまわないように危険な情報を遮断するとともに、日頃から家庭の中で薬物の恐ろしさを教えることが重要です。周囲の大人が決して薬物に手を出さない、薬物乱用を許さないという社会環境をつくり、「ダメ。ゼッタイ。」を合い言葉に、子どもを薬物から守っていきましょう。

問合せ:社会教育係
【電話】223-3546

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