文字サイズ
自治体の皆さまへ

健幸な町あしや

5/36

福岡県芦屋町

■自分の命を守る…ワクチン接種で子宮頸(けい)がんを予防しよう!

◆子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮の入り口(頸部)にできるがんです。20歳代から増え始め、30~40歳代で急激に増加します。
子宮頸がんの発症の原因はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することです。主に、性行為で感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。日本では、毎年、約1万1000人の女性が発症し、さらに、約2900人の女性が亡くなっています。また、子宮頸がんの患者で、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1000人います。子宮頸がんの発症を予防するためには、HPVワクチン接種を受けることが大切です。

◆HPVワクチンのことを知ってほしい…
○なぜ、接種が勧められているのでしょうか
国内外の研究結果から、専門家の会議で、HPVワクチン接種による子宮頸がんの予防効果などのメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことが認められ、接種を勧める取り組みを再開しました。

○ワクチンのリスクと安全性
まれですが、ワクチンの接種を受けた後に、広い範囲に広がる痛みや手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと)などを中心とする「多様な症状」が起きたことが報告されています。しかし、一方で、ワクチン接種を受けていない人にも、同様に「多様な症状」が起こる人が一定数いることが明らかになっています。このような「多様な症状」の報告を受け、さまざまな調査研究が行われていますが、「ワクチン接種と関係がある」という証明はされていません。
また、ワクチン接種後に生じた症状として報告があったもののうち、医師などが重篤と判断した人は、接種1万人あたり5~7人ほどです。
国では、ワクチン接種が原因と証明されていなくても、接種後に起こった健康状態の異常の報告があった場合は、ワクチンに関する専門家の会議で、一定期間ごとに報告された症状をもとに、ワクチンの安全性を継続して確認しています。

◆HPVワクチンは定期接種です
※定期接種とは、感染症予防を目的に、国が接種を推奨し、費用の全額または一部を公費で負担して自治体が行う予防接種です。

○受けられるワクチンの種類
・2価ワクチン(サーバリックス)
・4価ワクチン(ガーダシル)
・9価ワクチン(シルガード)
※医療機関によって受けられるワクチンの種類は異なります。事前に医療機関に問い合わせてください。

○接種回数
2回または3回
※3種類いずれのワクチンも1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
※接種スケジュールは医療機関の指示に従ってください。

○主な副反応
・接種部位の痛み
・腫れ
・赤み
・疲労感
・筋肉や関節の痛み
・頭痛など
※まれに、重いアレルギー症状や手足の力が入りにくいといった神経系の症状が起こることがあります。

※世界保健機構(WHO)も接種を推奨しています。日本での接種率は低く、下図のとおりです。

◆定期接種を受けるには
対象:小学6年生~高校1年生相当の女子(標準的な接種時期は中学1年生)
※平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子は、上記の接種対象年齢を超えても、令和7年3月末まで公費で接種することができます(キャッチアップ接種)。
※定期接種の対象者には、6月上旬に案内を郵送しています。確認してください。
費用:無料
持っていくもの:母子健康手帳、本人確認ができる書類(マイナンバーカード、保険証など)
接種できる医療機関:
※必ず事前に予約をしてください。
[町内の医療機関]
・須子医院【電話】223-0126
・花美坂クリニック【電話】223-2500
[県内の医療機関]
・福岡県予防接種広域化実施医療機関
※福岡県予防接種広域化実施医療機関以外で接種する場合は、事前に健康づくり係で予防接種依頼書の交付を受けてください。

◆子宮頸がん検診
HPVワクチン接種をしたら、全ての子宮頸がんを防げる、というわけではありません。
20歳になったら、2年に1回は必ず子宮頸がん検診を受けましょう。

問合せ:健康づくり係
【電話】223-3533

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU