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今後5年間の財政運営の見通し(財政シミュレーション)

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福岡県芦屋町

財政シミュレーションとは、今後の町の財政運営がどうなっていくのかを令和5年度決算と令和6年度決算見込額の数値を参考に、一定の設定条件のもと作成したものです。
このなかで、町の貯金にあたる「基金」がどのように推移していく見込みであるか説明します。

■5年後の基金残高見込みは40億円を確保
基金残高の推移をみると、令和10年度末は40億円を確保する見込みです。

■昨年度シミュレーションとの比較
今回作成した財政シミュレーションと昨年度作成したものを比較してみると、令和10年度末の基金残高は約2億7千万円減少しています。
減額の主な要因として、児童手当の制度改正に伴う扶助費の増額や、人件費と物価の高騰に伴う各種委託料などの物件費の増額が挙げられます。

■芦屋町の基金残高は比較的多い(令和4年度決算)(※1)
芦屋町の標準財政規模(※2)に対する基金残高の割合は、117%です。
福岡県内60市町村で100%を超えているのは22市町村なので、芦屋町の基金残高は比較的多いといえます。
基金残高が多い理由のひとつとして、モーターボート競走事業収入が挙げられ、この収入は令和10年度まで継続して見込んでいます。このため、今後も100%前後の見込みで推移することから、引き続き安定的な財政運営ができるものと判断しています。

(※1)福岡県が公表している最新の決算情報は令和4年度分です。
(※2)標準財政規模とは、地方公共団体の一般財源の標準的な規模のことで、経常的に収入しうる一般財源の大きさを表します。

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