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自治体の皆さまへ

差別をなくすために 第473号

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福岡県芦屋町

■LGBTQを知り、ありのままでいられる社会へ
最近よく見かけるようになった言葉「LGBTQ」。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの頭文字であることを知っている人も多いと思います。以前は、性別と言えば「男性と女性」、恋愛感情は「男女の間で起きるもの」という考え方が大多数を占めていました。しかしながら、昔から同性に恋愛感情を持つ人やからだの性と心の性が一致せず違和感を持つ人が確実にいたのです。性的少数者として世間から差別や偏見の意識を持たれたり、法律の下でも性的少数者に対して認められないことがあったりと日本での認識は大変遅れていました。それでも芸能人でLGBTQをカミングアウト(公表)して活躍する人の存在や、性同一性障害の人が描かれたドラマなどの影響もあり、日本でも少しずつ性的少数者に対する認識や理解が高まってきました。
LGBTQを自認している人の割合は9.8%(2023年(株)電通調べ)と年々増えてきており、左利きの人の割合とほぼ同じと言われています。これは、学校に当てはめるとクラスの中に必ず数人のLGBTQの児童・生徒がいることになります。そこで中学校・高校の制服は男女別の詰め襟、セーラー服から共通のポロシャツ、ブレザーに変更され、スラックスとスカートを選択できるようになってきました。また、高校や大学の入学願書に性別の記入欄をなくす取り組みも行われています。トイレや更衣室も男女別だけでいいのだろうか?という議論も起きています。性的少数者に対する理解が深まり、習慣や制度が変化していけば、LGBTQの人たちが暮らしやすい世の中になると思います。
最後に、もしあなたの身近な人がLGBTQであることをカミングアウトしてきたらどうしますか?「勇気を出して言ってくれてありがとう。あなたはあなたのままでいいし、私も今までどおりに付き合うよ。困っていることがあったらいつでも言ってね。一緒に解決していこうね」などと言えるといいですね。
芦屋町人権・同和教育研究協議会

問合せ:社会教育係
【電話】223-3546

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