小川繁行(しげゆき)さん(江川台)が満100歳を迎えられました。7人兄弟の長男として佐賀県鳥栖(とす)市で生まれ、17歳で満州開拓団として家族と中国に渡りました。18歳のときに事故で父を亡くし、家族を養うのに大変苦労したそうで、「当時は猟銃で鳥を射って食べた。戦後に猟銃を禁止されてからは、リスを捕まえて食べていた」と話していました。
日本に戻ってからも身を粉にして働き、おかげでこども4人、孫10人、ひ孫17人、玄孫(やしゃご)5人に恵まれたとのこと。長生きの秘訣は、くよくよしないことだそうです。最近は読書や新聞、趣味の俳句作りをして過ごしているとのこと。食事もおいしく、晩酌に梅酒を一杯飲むのが楽しみだそうです。「妻と2人で100歳の誕生日を迎えることを目標にしていたが、3年前に亡くなりました。お祝いに集まってくれたみんなとの集合写真を見ても、ひとり足りないと思ってしまう」と、夫婦仲がよかったことを話してくれました。
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