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自治体の皆さまへ

10月は里親月間 子どもたちに居場所を(2)

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福岡県行橋市

■voice 行橋市在住 里親さんの声
◆「みんなが幸せになる、選択肢の一つです。」
山口さん
養子縁組里親登録
養育里親登録

◇「里親」になることへ、一歩をふみだす
お互い子どもが好きで、子育てをしたい気持ちが強かったため、里親になることを希望しました。はじめに児相に電話で問合せをするときは緊張をしましたが、児相の方も熱心にお話を聞いてくださり、里親になることへの一歩をふみだすことができました。

◇親にしてくれた喜び
現在、2歳半になる子と今年の5月から暮らしています。月に1~2回の頻度で会い、自分たちがぜひ迎え入れたいという熱意を伝え、1年かかって実際に家庭に迎え入れました。子どもの人格形成には、幼いころからの親の愛情が大切です。ですから、いち早く一緒に暮らしたいという気持ちが大きかったですが、今は、我が家にきてくれて、本当に嬉しく思います。病院にかかる時など、制度を利用するときの手続きが多少違うことはありますが、その他は、普通の家庭と全く変わらず、子育てしています。

◇幸せへの選択肢
里親制度は、まだまだ世の中に浸透していません。実際に里親をしてみて、毎日の幸せを実感しているからこそ、いろんな人に知ってほしいです。生みの親、生まれた子ども、育ての親、それぞれが幸せになる家族の形が、きっとあると思います。里親制度は、その1つだと思います。そのためにはまず、里親制度を多くの方に知ってほしいと思います。

◆「一人じゃない、ささえあう仲間がいます。」
宮崎さん
養育里親登録

◇身近にあった「里親」
いとこが里親をしており、身近な人が里親をしていて興味をもちました。もともと、子どもに携わる仕事をしたいと思っていたこともあり、我が子が社会に出て子育てもひと段落したため、家族と話しあって、里親をしてみようと思いました。現在は、ファミサポ会員登録もしています。
⇒ファミサポについて【ID】0002195

◇里親と里子、それぞれの生活を尊重する
最初は、3兄弟の男の子を2ヶ月間、週に数回あずかりました。子どもたちの日中の生活を変えないようにするため(同じ小学校に通学するなど)、自宅(宮崎さん宅)から、小学校まで送り迎えもしました。子どもたちのお父さんの勤務体制の都合と、またお母さんが4人目を妊娠中で、夫婦2人での子育てが難しいということで、4人目のお子さんが生まれて落ち着くまでの間、3兄弟の子育てをお手伝いしました。養育里親登録では、子どもとその家庭、里親の状況と、それぞれの都合をすりあわせてあずかることができます。

◇信頼してもらえる喜び
現在、施設に入っている姉妹と、3ヶ月に数回、定期的に会っています。自宅にお泊りをして、初詣に行ったりお買い物などを一緒にしました。お姉ちゃんに「入学式にきてほしい」「イベントのお手伝いをしたい」など言ってもらい、向こうから信頼して会ってくれるのは、とても嬉しいです。

◇里親は難しくない、多くの人に知ってほしい
レスパイト(里親同士の協力)や、里親サロン(みんなで情報共有する場)など、相互協力ができます。1人でなく、みんなで支えあって活動できるのも、里親の魅力です。児相と子どもと里親と、それぞれのコミュニケーションが重要です。あずかりの際、それぞれの事情や都合を伝え合うことで、よりよいご縁に恵まれると思います。

問合せ:
子ども相談係【電話】内線1187
京築児童相談所【電話】0979-84-0407
【ID】0023532

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