秋は、空気が乾燥し暖房器具等の使用が増え、火災が発生しやすくなる季節です。火災の多い月は1月、2月、3月の順で、冬から春にかけて発生件数が増えます。冬に劣らず春に火災が多いのは、空気の乾燥に加え、1年の中でも特に風が強い季節であることが理由です。
全火災の月別出火件数(2022年)
資料出典:消防庁
◇出火原因はすぐそばに
出火を原因別にみると、「たばこ」3,042件(8.6%)、「焚き火」2,764件(7.8%)、「コンロ」2,678件(7.6%)、「放火」2,333件(6.6%)、「電気機器」1,816件(5.2%)の順となっています。住宅火災の出火原因は「コンロ」が最も多く、以下「たばこ」「ストーブ」「放火」「配線器具」「電気機器」の順となっています。
◇高齢化の影響
ここ数年は住宅火災における死者のうち、65歳以上の高齢者が7割以上を占めています。料理中に調味料をとる際に、コンロの火が袖にふれて燃え移るなどのケースが報告されています。
◆行橋市消防署よりお知らせとお願い
令和5年行橋市消防本部出動件数 建物火災 5件(令和5年8月末現在)
これから暖房器具等の使用で火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、大切な家族の命や財産を守るために火災の恐ろしさを認識していただき、常日頃から火の取扱いに十分注意し、火災予防をお願いします。
また、住宅用火災警報器は火災による逃げ遅れから大切な命を守るための有効な機器です。まだ、設置していない家庭や設置から10年経過する家庭は早急な設置や交換をお願いします。
問合せ:消防本部予防課
【電話】25-2325
【ID】0023776
◆募集数95点 小・中学生防火ポスター 優秀作品発表
防火標語「火を消して 不安を消して つなぐ未来」
消防本部では、秋の火災予防運動の一環として、毎年市内の小学5年生、6年生と中学生を対象に防火ポスターを募集しています。特に優秀な作品について、市長賞(各学年1点)を決定しました。
※詳細は本紙をご覧ください。
市長賞のほか、防災協会長賞、入選、佳作など入賞31作品が11/9〜15までリブリオ行橋に展示されます。また、市公式HPでも公開しています。
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