子どもへの虐待は深刻な社会問題です。実際に、行橋市役所や京築児童相談所には毎月虐待の相談があり、相談件数は増加傾向にあります。
◆虐待行為と思っていなくても‥
殴る蹴るなどの身体的虐待や、性的行為やポルノ被写体にするなどの性的虐待はもちろんのこと、子育てを放棄したり、心を傷つけるのも虐待です。例えば、家や自動車の中に閉じ込める・食事を与えない(ネグレクト)、言葉で脅す・無視・きょうだい間での差別扱い(心理的虐待)なども虐待です。
◆しつけと体罰は違う?
しつけは子ども本人がわかるように、言葉や見本で示すなど工夫して伝えなければなりません。伝え方を間違えると子どもは心身ともに傷ついていきます。「何度も言葉で注意したが聞かない、いたずらをしたので長時間正座をさせた」「宿題をしなかったので夕食を与えなかった」‥これらは全て体罰、虐待につながります。
子どもは社会の宝であり、未来を担うかけがえのない存在です。子どもの健やかな成長のために、保護者への支援を含め、社会全体で子どもを見守り、育てる必要があります。一人ひとりの行動が、子どもたちの安全と未来を守る第一歩となります。児童虐待の兆候に気づいた人は、「もしかしたら間違いかも」と迷わず、手遅れになる前に、ためらわずに相談や通告を行ってください。
◆あなたの電話で救われる子どもがいます
【電話】189(いちはやく)
※通話料無料、24時間365日受付
匿名でも構いません。
お住いの地域の児童相談所につながります。
法律では児童虐待の発見者に対し、通告する責任が定められています。
◆子育て中の方へ
子育てをしているとイライラすることは誰にでもあります。つらい時、困ったときは一人で悩まず相談してください。各相談機関が解決方法を一緒に考えます。
【電話】0120-189-783(いちはやく おなやみを)
※通話料無料、24時間365日受付
問合せ:子ども相談係
【電話】内線1187
【ID】0032445
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