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自治体の皆さまへ

疲れているあなたへ。

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福岡県行橋市

今年は異常気象で、晩秋でも暖かい日が続いたこともあり、気がつけば12月。年の瀬独特の雰囲気の足跡が聞こえてきそうです。
年末はクリスマスや忘年会など楽しいイベントが増えるとともに、休暇に向けての仕事の整理などで普段より忙しい方が多いと思います。また、休暇に入っても大掃除や帰省などで体力を使ってしまいがちな時期でもあります。人混みを長時間歩いたり、掃除で力作業を続けたりすることは身体への負担として、決して小さくないのです。一方で、忙しくとも楽しいイベントであるクリスマスや忘年会、帰省であれば不調は現れないと思っている方もいるかもしれません。しかし、喜ばしい体験であったとしても、エネルギー自体は心身ともに大量に使ってしまうことから、ストレスがかかることには変わりはないそうです。
私たちの身体は、活動→疲労→休養のサイクルを繰り返しています。これをスマホに例えると、活動し、疲労することで電池の残量は減りますが、休養することで充電し、再び活動するといった具合です。休養で100%フル充電状態に戻れれば、これで何も問題はありません。しかし、日本人のほとんどが疲れていると言われるこの時代、実際にはそうなっていないことが明らかです。これもスマホに例えると、休養しても50%ぐらいしか充電できておらず、そのまま活動して20%くらいまで減り、休養でどうにか50%に回復…といったサイクルでしょうか。
そこで「休養学」が提唱しているのが、次の活動に移る前に、休養のほかにもう1つ、疲労を打ち消すような要素を加えること。休養した後にすぐ活動を始めるのではなく、そこからさらに活力に満ちた状態までもっていき、再び活動する、というサイクルです。
意外に思われるかもしれませんが、実はあえて軽い負荷を自分に与えると、活力が高まることがわかっているそうです。筋トレと同じように、適切な負荷をかけた後にもう1度しっかりと休養の時間をとると、ストレスをかける前よりも体力がつくというしくみだそうです。
休暇は寝たりダラダラして過ごし、月曜になったらなんとなく活動に入るのは「守りの休養」、積極的・主体的に休むというアプローチが「攻めの休養」、「そんなバカな!」と思った方は、『あなたを疲れから救う休養学』(東洋経済新報社)を今年の締めの読書としてみてはいかがでしょうか。“あなたの身体は、あなただけのものではありません”
それでは、YUKUHASHI LIFE 12月号、始まります!

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