「またか」じゃない!
大事なことは、何度も復習だ!
前号の漫画は読んでいただけたでしょうか。復習になりますが、行橋市にはゴミの焼却施設はなく、北九州市に処分をお願いしています。また、行橋市内のゴミ集積場所から北九州市に直接ゴミを運ぶのではなく、みやこ町と共同で運営するリレーセンターに一旦集め、圧縮処理をしているのです。
リレーセンターの運営に係る行橋市の負担は、年間およそ5.2億円。そのうち、北九州市への運搬費と焼却の依頼費は、年間およそ4.6億円となっています。この金額は、毎日学校給食を提供している防災食育センターの運営に係る費用(管理費を除く)と同規模です。しかも、昨今の物価高騰により、この金額は今後さらに値上がりする可能性があります。
また、ゴミ袋の販売金額が半額になる(前号のP4にて8月31日からと掲載しましたが、8月1日からの誤りです)ことにより、リレーセンターへの負担金は実質的に増加するとともに、さらなるゴミの増加が懸念されます。
ポイントは、運搬費と焼却費を合わせたゴミの処分費が、ゴミの量(重さ)に比例するということです。減量できれば、市の負担のみならず、埋立地の削減、リサイクルの促進、さらにはエネルギーの節約に繋がります。市では、達成レベルなどを含め、皆さんと広く共有できる減量化キャンペーンを準備中です。
特に注意したいのが、水分を多く含むフードロス。フードロスの削減には、家庭や飲食店での意識改革が必要です。家庭では、(1)余分な食材は買わない、(2)生ゴミの水分はしっかり切る、ことがスタートです。市では生ゴミ処理機の購入の補助を行っていますので、ぜひ検討してください。そして飲食店では、(1)食べ切れる量を注文する、(2)宴席では食べる時間を設ける、などが必要です。お皿に残った「遠慮の塊」はありませんか。最後までしっかり食しましょう。さらに、市の政策推進が不可欠です。今後、減量の進捗を踏まえてさらなる措置を講じます。今こそ、市全体で「協創」することが求められるのです。
◆ゴミの旅路と旅行費用
問合せ:環境課
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