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金髪×しほ×広報職員 対談 ~情報発信にかける想い~

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福岡県行橋市

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と聞いて思い浮かべるものは何ですか。X(旧:Twitter)、LINE、Facebook、YouTube、Instagram、TikTok・・・自身が求める情報や表示方法の違い等、用途によって様々なコンテンツが存在しています。種類や機能は異なりますが、共通点は「他者との繋がり」や「情報の共有」です。現在、行橋市では広報紙「広報ゆくはし」のほかに、LINE・Instagram・YouTubeを用いて情報発信を行っています。今回のクローズアップでは、情報発信を積極的に行っている行橋市出身のインフルエンサー2人と広報職員が対談。情報発信にかける想いをお話しさせていただきました。

◆地元商店街に…、衝撃。
幼少期に両親がえびす通り商店街でブティックを経営していたことから、商店街にとても馴染みがあったと話してくれたのは溝端さん。「当時は商店も多く立ち並び、人と笑顔が溢れる場所でした。就職で行橋を離れましたが、毎年帰省するたびにその活気が徐々に減っていくのを感じました。昨年5月、カナダへの留学を終え行橋に完全帰省した際には、商店街が大きく廃れているのにとても衝撃を受け、地域活性化の活動を決意しました。私が知っている人と笑顔が溢れる商店街を取り戻したい!大好きな行橋を全国の人に知ってもらいたい!と強く思ったことが活動のきっかけです。」

◆ふるさとの魅力を再発見。
福岡でグルメの特集をしていると、行橋の新たな可能性を感じると話してくれたのは増田さん。「昔からあるのに入ったことがない老舗や味のあるお店が駅前にはたくさんあります。初めてだとなかなかチャレンジできない、ひとりではなかなか入れないですよね。そんな気になる場所が多いというところに、とても可能性を感じています。帰省するたびに新しいお店も見かけます。飲食店だけではなく、長井浜公園では福岡県で唯一ここ(行橋)だけで楽しめるマリンアクティビティもあります。まず市民の方に魅力の再発見をしていただきたい。そしてその再発見を私も積極的に広げていきたいと思っています。」

◆みんなで一緒に楽しみたい。
「活動開始時は、1件1件DM(ダイレクトメッセージ)を送付しての営業でとても苦労しました。現在は自分が紹介したお店の方から、「金髪さんのおかげでお客さんが増えたよ、紹介してくれてありがとう。」と感謝の言葉をいただくことに、最もやりがいを感じています。自分が情報発信を行うことで、行橋を好きになってくれる人が増えて欲しい。市民の方々と一緒に行橋の魅力を見つけ、一緒に楽しみたいです。昨年は45年ぶりに商店街で土曜夜市を開催しました。今年も行橋を盛り上げ、市民の方々と一緒に楽しむために開催します。ぜひたくさんの方に参加していただきたいです。」と溝端さんは自身の活動について、笑顔で続けました。

◆伝わる広報を実践。
市では「より伝わる広報」をめざし、公式Instagramでは、4月より動画による投稿を心掛けています。現在はアンケートをもとに、読者や閲覧者から要望の多い、おすすめのお店や場所・イベントの紹介がメインです。楽しい情報をより多く発信することで、「どうせ市役所のインスタなんて面白くないよね」と言ったイメージを払拭し、市内外の多くの方にまず関心を持ってもらいたいという狙いがあります。普段見てもらえないサイトは、いざ重要な内容を伝えても「見てもらえない」「伝わらない」ことが多いからです。特に制度や手続きと言った内容は難しく、文章を読んでも理解ができないと思う方も多いはず。市では「さらに伝わる広報」をめざし、制度や手続きについても動画でわかりやすく広報を行いたいと考えています。市役所の情報発信には基準や制限があり、全てを発信できるわけではありません。おふたりのように、行橋の魅力を発信してくださる方々と共に発信し、新たな魅力を協創できればと考えています。

・県外、国外で過ごしたからこそ改めて行橋の良さを感じている。この良さを全国へ広げたいと語る溝端さん。
・飲食店だけではなく、行橋には海や山で子どもたちと楽しめる場所がある。新たな魅力をどんどん広げたいと語る増田さん。

今回、行橋を発信する若者たちをクローズアップしましたが、情報の発信・情報の共有は若者たちの間だけではありません。若者たちの発信により、新たな気づきや発見が、広い世代の方にこれまでとは違った魅力を伝えてくれています。楽しみを与えてくれています。これこそ、「協創」ではないでしょうか。協創から生まれるこの街の未来に期待しています。

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