「最近“推し店”がない…。」
申し訳ございません。諸事情により、休眠しています。行橋のお店を不定期で紹介する「みんなの推し店」は、YUKUHASHI LIFEの中で一番人気があったコーナーです。
このコーナーは、毎月いただく「市内のお店を紹介してほしい!」という読者の強い声から生まれた企画です。私たち広報は公平性の観点から、職員目線でお店を選び、広報紙に掲載することはできないことから、市民が推すお店として応募していただく仕組みです。
昨年の12月号では、百貨店からコンビニまでクリスマスケーキが年々多様化する中、市内の洋菓子店を応援したいと考え、「みんなの推し店SPECIAL」として、皆さんから応募があった推しの洋菓子店を一括取材しました。「知らないお店がたくさんあった」「今年のクリスマスケーキはコンビニではなく、地元の洋菓子店で買う」といった声を多数いただき、広報紙を通じて“先輩市民”と“後輩市民”との繋がりを感じました。
人気が高まると問題となるのが公平性です。広報紙の中には「推し店」と「クイズandアンケート」があり、どちらもお店紹介です。推し店は2店舗で約1ページ、クイズandアンケートは読者プレゼントを提供していただいて約4分の1ページです。必ず来店があるなどの差はありますが、「公平でない。推し店の方も広告料をとった方が良いのでは」との議論になりました。公平性を重視すれば確かにそのとおりです。
結果、先月号から読者プレゼントを提供していただくお店は約1ページ、推し店は休眠となっています。広報紙にとって、読者の声に応え、なるべく多くのお店を紹介し、市内消費を喚起することが「公益」、税金で発行しているので、読者以外のことも考えて掲載は平等に行うことが「公平」です。
あってはならないのは、どちらか一方を重視するあまり、本来の目標や目的が損なわれ、結局何をしているのか分からないものになることです。例えば、「広報紙に掲載するものはすべて広告料をとる」という公平性を押し出したら、どうなるでしょうか?
市役所のすることは、ほとんどが「公益」と「公平」のバランスで出来ています。そのバランスを決める際に頼りになるのが読者の皆さんの声なのです。ぜひ、クイズandアンケートから意見をお聞かせください。
それでは、YUKUHASHI LIFE 9月号、始まります!
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