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屋内型子どもの遊び場-笑顔あふれる場所、夢を育む遊び場へ-

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福岡県行橋市

ゆめタウン南行橋店3階に「子どもの遊び場」を市が整備中。令和8年3月のオープンをめざしています。

◆POINT1 なぜ必要? 屋内型子どもの遊び場
子どもにとって遊びは、体力や運動機能の向上のほかに、認知機能や想像力を高めたり、社会性を育んだりなど、心身の健やかな成長に欠かせない要素です。
しかし昨今、世界的な気候変動や大雨といった気象条件の変化により、子どもたちが遊べる環境が少なくなってきています。そこで、雨の日も暑い日も思いっきり体を動かして遊ぶことができる室内型の子どもの遊び場を整備し、「子育てしやすいまち」をめざします。

◆POINT2 昨今の異常気象 行橋の夏も危険な暑さだった
令和6年(年間)の猛暑日(その日の最高気温が35℃以上)日数は、太宰府市で62日と、国内の歴代最多記録を更新しました。
同じ条件で行橋市のデータを調べてみると、なんと過去最多で26日もありました。子どもたちにとって楽しい夏休みのほとんどが、屋外で遊ぼうにも危険な暑さだったことがわかります。

◇行橋市の猛暑日(10年ごとの推移)

◆POINT3 高いニーズ 子育て世帯へのアンケート
市が実施したアンケート調査によると、子どもの普段の遊び場は「自宅」が最も高く、次いで「公園」となっています。これは、屋内の遊び場として、自宅以外の選択肢が乏しいことが見てとれます。
また、自宅で遊ぶ子どもが多い傾向が示すとおり、「子どもの好きな遊び」では、「テレビゲーム」が最も高くなるなど、公園などの屋外での遊び以外は、体を使ってのびのびと遊ぶ機会が少ないことが考えられます。こうした現状に、「遊び場が必要かどうか」については、95%以上の保護者が「必要」と回答しています。

◆POINT4 ゆめタウン南行橋店に来春オープン予定
現在の進捗状況は、施設の詳細設計を行っています。令和7年度から工事を行い、来春(令和8年3月頃)のオープンをめざしています。
設計や工事の状況により、多少前後する可能性はありますが、正式なオープンの日にちについては、追ってお知らせします。

■Question and Answer
◆Q なぜ遊び場が必要?市の目的は何?
Answer:安全・安心な環境の提供と子どもたちの健やかな成長です。
天候の影響を受けず、事故や事件のリスクを最大限排除した環境で、のびのびと遊ぶことにより、身体的発達や社会性、コミュニケーション能力を養ってもらいたいと考えています。

◆Q 遊び場の対象年齢は、何歳から何歳?
Answer:0歳〜12歳までです。(障がいのある方も安心して利用できます)
乳幼児から小学校6年生まで利用が可能です。施設内は年齢でゾーニングし、年齢差がある子ども同士の衝突などを回避します。

◆Q どこにできるの?遊び場は1つだけ?
Answer:ゆめタウン南行橋店です。分散ではなく、拠点としました。
地域ごとに整備していくのではなく、1つの施設にかける遊具や設備の充実面も考慮し、大規模なものを1つとしました。そして、場所を市のほぼ中心地点にあるゆめタウン南行橋店とすることで、アクセスにも配慮しています。

◆Q 遊び場にかかる費用はどれくらい?
Answer:およそ5億円です。(運営費や維持管理費などを除く)
整備にかかる費用は、設計費が約4,500万円、遊具代を含む工事費が約4億5,000万円となっています。これらの費用が全額市の負担とならないよう、国の補助金を申請するなどの手続きを進めています。
上記の費用には、運営や維持管理にかかるものは含まれていません。

◆Q なぜ商業施設の中につくるの?
Answer:建設費を比較。既存施設を活かすためです。
まず、市が所有する建物に類似する民間の遊び場(およそ1,000平方メートル以上)が入れるスペースはありませんでした。
そこで、市の所有する土地についても検討を行いましたが、新たに施設を建設した場合との費用比較で、民間施設を活用した方が安価となっています。
特に駐車場の確保は、台数の規模を含めると難しい問題となります。ゆめタウン南行橋店は、すでに十分な駐車場が確保されており、認知もされています。今後は「子育てしやすいまち」というビジョンを公共と民間が共有し、互いの強みを活かす運営を行いたいと考えています。

◆Q どんな施設ができるの?
Answer:こんなイメージの施設です。
天候の影響を受けず、のびのびと遊べる1,470平方メートルの屋内大空間。ゆめタウン南行橋店3階スペースを活用し、大規模な改修を行います。多様な子どもたちが“自分らしく“のびのび遊べる空間を創ります。

◇エリア0-2歳 社会的スキルや感覚を育む
木材を活用した様々な遊びアイテムを設置予定。自然の中で遊んでいるような木の温もりや香りを感じるとともに、遊びを通じて、大人の行動や仕事を模倣することができるスペースです。
「デジタルコンテンツも検討中!」

◇エリア3-6歳 トライandエラーを学ぶ
海を泳ぐ感覚が楽しめるボールプールや山を模した遊具を設置予定。様々な仕掛けを通じて、楽しみながら動きや反射神経を養えます。他にもインクルーシブに配慮した遊びを体験できます。

◇エリア6-12歳 想像力と運動能力を高める
ふわふわの雲のような複合遊具を設置予定。クライミングなどの挑戦的な遊びができます。また、上下に張り巡らされた仕掛けによって、空中での自由な遊びを体験することができます。

問合せ:地域福祉課
【ID】0034763

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