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健康辞典

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福岡県赤村

■知ってるつもり?認知症
年をとれば誰にでも起き得る病気が認知症です。しかし誤解や知識不足から、本人も周囲もつらい思いをしていることが少なくありません。症状と原因を正しく知り、認知症の人と上手に関わりながら、互いが安心して暮らしていける社会を目指しましょう。

▽どんな症状が現れる?
多くの人に共通して現れる「中核症状(認知機能障害)」と、本人の性格や環境、人間関係などの影響が加わって起こる「周辺症状(BPSD/行動・心理症状)」があります。

《中核症状(認知機能障害)》
記憶力・判断力の低下
・何度も同じ話をしたり、同じ物を買ったりする
・時間や場所、人物が認識できない
・道具の使い方や手順が分からない
・身だしなみを整えられない
・お金などの計算ができない など

《周辺症状(BPSD/行動・心理症状)》
個人差が大きい諸症状
・無気力になり、外出しなくなる
・現実にはないものを見たという
・夕方にそわそわし、うろつく
・お金や物が盗まれたと騒ぐ
・怒りっぽくなる、怒鳴る など

▽認知症の人に対する接しかた
気持ちに寄り添い、怒ったり止めたりせず、優しく穏やかに接することが大切です。感情を和らげることで、症状は改善してきます。

(1)優しく相手の体に触れる
(2)はっきりとした、低い、優しい声で話す
(3)目を見て、ほほ笑みながら、ゆっくりと話す
(4)相手が好きな音楽を、一緒に聴いたり歌ったりする
(5)相手が懐かしいと思えるような話や好きな話題をする
(6)同じ言葉を繰り返すなど、相手の動きや感情に合わせる
(7)人生の先輩として、敬意を持って接する

◆知ってるつもり?認知症
【赤村の取り組み】
▽気軽に来れる相談の場 オレンジカフェ
脳の健康チェックや日頃の物忘れについての相談を受けつけています。認知症の人やその家族、地域住民との交流を目的に、平成30年度から開催しています。今年は源じいの森のほか保健センターでも開催します。
・源じいの森温泉 9月8日(金)・令和6年1月12日(金)
・保健センター 11月9日(木)・令和6年3月14日(木)

▽医療・介護の案内書 認知症ケアパス
「いつ」「どこで」「どのような」医療・介護サービスを受けられるか、認知症の進行状況に応じてまとめたものです。オレンジカフェはもちろん、地域包括支援センター(赤村役場内)でも用意しています。

▽温かい地域づくりへ 認知症サポーター養成講座
基本的な知識を学び、正しい対応の仕方を知る「認知症サポーター」を育てるための講座を、赤小学校4年生を対象に毎年開いています。受講した人には認知症サポーターの証である「オレンジリング」を配布します。

「認知症に関する相談をお待ちしています。」
梶口隆喜(かじぐちたかひろ)係長(住民課健康増進係)

問合せ:住民課健康増進係 窓口(3)
【電話】内線220

■健康相談
内容:血圧測定・保健指導など
対象者:40歳以上の人または必要に応じ、本人に代わってその家族
とき・ところ:
・9月20日(水) 13時30分~14時30分 保健センター
・9月25日(月) 13時30分~15時 大内田研修センター

問合せ:住民課健康増進係 窓口(3)
【電話】内線224

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