赤村で頑張る人を紹介

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〈源じいの森〉山道さん、上野さん

「何よりもお客さんがいてこそ」
県内最大級のキャンプ場と美しい温泉庭園を有する源じいの森。広大な敷地の景観維持を一手に担っているのが、清掃スタッフの上野(うえの)ハナヨ(75歳)さんと山道一夫(やまみちかずお)さん(80歳)です。木々が生い茂る敷地内で、夏は草刈り、秋は落葉拾い、冬は竹林の伐採、ゴミ拾いや川辺の清掃、植木の枝切りに至るまで、2人は日々汗を流しています。
上野さんはスタッフ歴24年目の大ベテラン。源じいの森を清掃しながら敷地内で見つけた花を摘んでは、ほたる館の受付ロビーに生けるのが日課です。秋の時期はススキやサルスベリ、キンモクセイなどを生け、訪れた人をお出迎え。「スタッフになって初めてキャンプ場に来た時、なんて美しい所なんだろう、って思ったんです」美しい景観もあってか、近年は「女子キャン」や「ソロキャン」で訪れる人を多く見かけるようになったのだとか。
「きれい、気持ちいい、また来よう…そんな言葉が何よりも励み。お客さんを見るとがんばろう、って思えるんです」おもてなしの心を胸に、2人は今日も源じいの森で元気に腕を振るっています。