▽1年間の災害に備えて
防災活動への意識を高めるための消防出初式がコミュニティ広場で行われ、赤村消防団員111人が出席しました。5年ぶりに村内全7分団が一堂に会した今回の出初式では、消防車両8台を用いた行進や、長年消防団活動にいそしんできた優良団員への表彰など、気温6℃の寒空のもと1時間以上にわたって式典が行われました。
赤村では令和5年に5件の火災が発生したものの、いずれも消防団の活躍により迅速な鎮火につなげることができました。7月豪雨の際には避難所や危険箇所の巡回を実施しており、地域の見守りを通じて防災活動に寄与しています。
◇防災。決意新たに。
▽地域防災の先頭に立つ
式典では福岡県知事や田川地区消防本部消防長など計5人の来賓が祝辞(一部代読)を述べ「災害から村民の生命・財産を守るには、消防団の活動が欠かせない」と団員たちを激励しました。春本団長は「災害対策は年々複雑さを増してきています。団員各位が培った力を発揮し、あらゆる事態に対応することで、村民の負託に応えていきます」と答辞を述べました。
奇しくも今回は「令和始まって以来の大災害」といえる能登半島沖地震が1月に発生したばかり。団員たちは寒風吹きすさぶなか襟を正し、地域防災への意識を高めていました。
※出初式表彰者は本誌5ページをご覧ください。
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